白河市議会 > 2019-06-04 >
06月04日-02号

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  1. 白河市議会 2019-06-04
    06月04日-02号


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    最終取得日: 2021-08-23
    令和 1年  6月 定例会          6月白河市議会定例会会議録 第2号---------------------------------------              令和元年6月4日 (火曜日)---------------------------------------議事日程 第2号         令和元年6月4日(火曜日) 午前10時00分開議第1 一般質問並びに上程議案に対する質疑---------------------------------------◯本日の会議に付した案件 議事日程第2号のとおり---------------------------------------◯出席議員(25名)    1番 根本建一     2番 岩崎洋一     3番 佐藤正則    4番 阿部克弘     5番 室井伸一     6番 緑川摂生    7番 深谷博歩     9番 佐久間 進   10番 北野唯道   11番 山口耕治    12番 菅原修一    13番 水野谷正則   14番 佐川京子    15番 藤田文夫    16番 大花 務   17番 縄田角郎    18番 石名国光    19番 高橋光雄   20番 玉川里子    21番 大竹功一    22番 深谷政男   23番 須藤博之    24番 深谷 弘    25番 藤田久男   26番 筒井孝充◯欠番    8番 (欠番)---------------------------------------◯説明のため出席した者   市長 鈴木和夫           副市長 圓谷光昭   市長公室長 藤田光徳        市長公室地域政策担当理事 鈴石敏明   総務部長 木村信二         市民生活部長 川瀬忠男   保健福祉部長 鈴木 正       産業部長 井上賢二   建設部長 鈴木由起彦        水道部長 伊藤公一   表郷庁舎振興事務所長 角田喜一   大信庁舎振興事務所長 菅森利栄   東庁舎振興事務所長 森 正樹    会計管理者 大谷成孝   総務課長 佐藤 伸         教育長 芳賀祐司   教育委員 永山 均         選挙管理委員長 近藤茂男---------------------------------------◯事務局職員出席者   事務局長 齋藤 稔          事務局次長 橋本喜人   事務局次長補佐庶務調査係長 星 嘉一   事務局次長補佐兼議事係長 本宮秀勝  事務局主任主査 深谷秀之---------------------------------------     午前10時00分開議 ○筒井孝充議長 おはようございます。定足数に達していますので、ただいまから会議を開きます。 6月定例会に受理しました請願4件、陳情1件は、お手元に配付しました請願・陳情文書表のとおり、所管の議会運営委員会及び教育福祉常任委員会に付託しました。--------------------------------------- △日程第1 一般質問並びに上程議案に対する質疑 ○筒井孝充議長 日程第1、一般質問並びに上程議案に対する質疑を行います。 北野唯道議員。     〔北野唯道議員 登壇〕 ◆北野唯道議員 新政会の北野でございます。 これより発言席より一般質問を行います。(発言席へ移動) ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 それでは、一般質問を行います。 年号も平成から皇位の継承に伴い、令和の時代に入りました。 市長におかれましては、平成の時代はどのような時代であったのか。平成の初めから人口の減少が始まり、現在では学校閉鎖が各地で起きております。白河市においても、昭和の時代からすれば、子供の数が10分の1に減少しております。この少子化現象をとめる仕組みをつくらなくてはなりません。 令和という新しい時代に対する市長としての意気込みについて、少子高齢化人口減少社会の対応を中心にお示しをいただきたい。 ○筒井孝充議長 鈴木和夫市長。 ◎鈴木和夫市長 元号が令和に変わって1カ月が過ぎまして、もうすっかり平成の時代が過去のように思えるぐらいの状況でありますが、振り返ってみますと、これは諸般の情勢でも申し上げましたが、平成という時代は、政治の変革あるいは経済の変動に加えて、今、議員がおっしゃった人口の減少、すなわち東京への一極集中による地方の活力の衰退あるいは頻発する大規模かつ多様な災害への備えなど、多くの課題が顕在化した時代でもありました。 とりわけ人口につきましては、平成の初めあるいは半ばころから明確に減少に転じ、国や地域社会の維持、存続に対する危機感が急速に高まったことから、国・地方ともさまざまな方策を講じてまいりましたが、いまだ明確な方向性を見出せないまま令和へと移ってまいりました。 解決への道は遠く険しいものでありますが、基本的な視点としては、まずは雇用の確保、そして子供を産み育てやすい環境づくり、さらには、人とのつながりが強い地域は出生率が比較的高いと言われていますことから、地域コミュニティーの強化などを図る必要があるものというふうに考えております。これは基本的な視点であります。 まず産業面では、県内に先駆けて、産業サポート白河を立ち上げ、中小企業の経営体質の強化や人材育成、企業間交流を図るとともに、三菱ガス化学やヤフーなど、将来性のある企業の誘致に取り組んできたところであります。 今後は、女性の感性が発揮できるようなビジネスの育成あるいはAIなどの先端技術を活用した産業の高度化あるいは新規創業などの支援の充実を図って、雇用の場を確保することを考えていきたいと思っています。 また、子育て支援につきましては、これまで待機児童解消のための民間保育所への支援やすくすく赤ちゃんクーポン券などの経済的負担の軽減や病児保育所の整備などを行ってまいりました。 それに加え、今後は、男性も育児や家事、介護に参加しやすくなるような仕事の効率化を促進するとともに、ワーク・ライフ・バランスの実現に向け、事業主等に一層の理解を求めていく必要があると考えております。 地域コミュニティーの弱体化については、これはもう相当前から進んでいるわけでありますが、これが具体的には、例えば、地域の景観あるいは防災あるいは相互扶助あるいは伝統文化の衰退など、地域にとって最も大事な連帯感が失われつつあります。 このことから、地域活性化に向けた助成金の創設などを行ってまいりましたが、これはあくまでも補助的な手段でありまして、基本的には地域のきずながさらに深まるように、町内会や消防団の活動、伝統文化の継承、さらには、育児や高齢者支援などの地域活動が活発になるためのさまざまな方策を講じてまいりたいと考えております。 また、本市は、長い歴史や伝統、文化、豊かな自然に加え、産業力や首都圏への近接性、交通の利便性に恵まれ、生活しやすい条件を備えております。今後はその優位性に加えまして、守り続けてきた歴史、伝統、文化などのいわゆる足元の資源に一層磨きをかけていきたいと考えております。 さらには、本来日本人の持つ寛容性や感受性を呼び覚まし、ともに支え合うことによって得られる安心感や、自分が地域社会で必要とされていることあるいは自分の力を生かせるということを通した満足感など、心の面での豊かさを深めていくことも大変重要であるというふうに考えております。 その思いに呼応するかのように、今、市内では、商工会議所青年部あるいはJC、高校生等が主体となって地域活動をサポートするエマノン、若者が市内の本市の未来を熱く語り合うしらかわ会議など、自分のまちは、白河のまちは自分がつくるという気概を持つ人が確実にふえていることを大変うれしく思っております。 私は、こうした機運をさらに盛り上げ、情熱を持った多くの市民の皆さんとともに、令和の時代にふさわしい、麗しさと調和のある魅力的なまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 少子化問題は大変重要で非常に難しい、それで長時間かかると、お金もかかる。そうしたことから、市長には、若い方が集まるまち、安心感、安らぎのまちをつくっていただけると思います。 では、次に移ります。 保育園における待機児童の問題について、子供が少ないのに待機児童があるということはどういうことなのかお伺いします。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 待機児童が生じました原因といたしましては、かつては多世代同居など、家庭内保育が一般的でありましたが、近年では、核家族の進行や就労の場の確保や就労人口の減少により、女性の社会進出が進んだことにより保育需要が高まったことが原因と考えております。 本市の待機児童につきましては、過去2年間、それぞれ発生しておりまして、4月1日現在で、平成29年37名、30年41名となっております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 次に、過去数年間における待機児童の状況についてお伺いします。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 すみません、先ほど先行して申し上げてしまいましたが、平成29年の4月1日現在、37名、30年、同じく4月1日現在で41名となっております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 次に、本年度における待機児童の状況についてお伺いします。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長
    鈴木正保健福祉部長 本年4月1日現在で16名となっております。 その内訳としましては、ゼロ歳児が2名、1歳児8名、2歳児4名、3歳児2名となっております。 平成30年には小規模保育園が2園、31年4月には家庭的保育事業所が開園したこと。また、保育士確保対策として、嘱託保育士などの賃金改善にも取り組んだことにより、待機児童は前年度より25名減少したものと考えております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 次に、幼保無料化による影響などを勘案し、今後における待機児童の動向と状況についてお伺いします。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 本年10月からの幼児教育・保育無償化により、ゼロ歳児から2歳児は市民税非課税世帯、3歳児から5歳児は全世帯が無償化の対象となります。 当市においては、ゼロから2歳児の市民税非課税世帯につきましては、平成26年度より無償化を実施しており、また、3歳児から5歳児は、そのほとんどが既に保育園、幼稚園に入園していることから、無償化による保育需要への大きな影響はないと考えております。 また、現在取り組んでおります待機児童対策として、令和2年4月には、白河保育園が定員60名を増員して120名で開園、3年1月には、ひがし保育園を改築し、5名増員して60名に、3年4月には、学校法人熊田学園保育園部門72名と幼稚園部門36名の認定こども園、合計108名になりますが、を開園することになっております。 このことにより、合計173名の定員がふえることから、対応できるものと考えております。 なお、さらなる核家族の増加や就労人口の減少に伴う女性の雇用情勢の変化により保育需要が増加した場合であっても、民間保育施設とともに連携を図りながら対応できるように取り組んでまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 再質問しますが、この幼保無償化による金額の問題はどういうふうになっているんですか。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 幼保保育の無償化に伴う市への影響額としましては、本年度につきましては、半年間の影響ということで、これを30年度予算で考えますと、市では、3211万7000円が影響額が出ると考えております。 しかしながら、消費税引き上げに伴う、その地方増収の配分ということで、これが臨時交付金が創設されますので、令和元年につきましては、全額国費により対応されると。 また、令和2年度以降につきましては、無償化についての費用は地方財政計画の歳入に全額計上されまして、それが普通交付税地方交付税算定の基礎になって基準財政需要額に算入するということになっておりますので、ある一定額の確保はできるということで、市の負担は当初、国が示していた内容よりは緩和されたと考えております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 次に、農業問題に入ります。 今年は雪、雨の量が少なく、農家にとっては水不足が起きております。白河市としての水源などにおける水不足の状況、どのように把握しているのかお伺いします。 ○筒井孝充議長 井上産業部長。 ◎井上賢二産業部長 冬の降雪や春先の降雨が極端に少なかったことから、全県的に農業用水が足りない厳しい状況となっております。 こうした中で、本市においては、ほぼ例年どおり田植えを行った水田がある一方、ため池などから取水している一部の水田では、農家の方々が節水に努めながら水を確保し、田植えを行ったと把握しております。 とりわけ、五箇入方、表郷番沢、東千田の一部の水田では、水不足の影響により6月に入っても田植えができていない状況を確認しております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 再質問します。 田植えを行っていると伺っておりますと言っているが、これ現地に行って確認しましたか。 ○筒井孝充議長 井上産業部長。 ◎井上賢二産業部長 水不足の状況につきましては、各土地改良区より聞き取りを行いまして、水が不足しているという地域につきましては、職員が直接出向きまして、水の状況を確認してきたところで答弁させていただいております。 なお、私も時間を見て、市内を全域ではありませんがぐるっと見て、土地改良区からの情報で水が不足しているという地域については、直接現地で確認してきたところでございます。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 次に、水不足に今後のどのように対応していく考えなのか、また、農家への指導はどのように行っていくのかお伺いします。 ○筒井孝充議長 井上産業部長。 ◎井上賢二産業部長 これから梅雨の時期に入り、まとまった降水を期待しているところですが、もしこのまま雨が降らなければ、今後、水を必要とする出穂期などに供給できないことが危惧されます。 このため、市では、国や県、各土地改良区と連携を図り、水田への過度な取水を避けることや排水路からの反復水の活用など、節水について、農家個人、集落内だけではなく、水系など関係する農家の方々が一丸となって取り組むよう、広報紙やホームページ等により周知を図るとともに、引き続き、循環利用を促す揚水ポンプの貸し出しを行ってまいります。 なお、降水量が少ないことで慢性的に水が不足する水田について、地域から対策の要望があった場合は、井戸の掘削も視野に入れ、協議をしてまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 市全体でどのくらいの水不足の箇所があるんですか。 ○筒井孝充議長 井上産業部長。 ◎井上賢二産業部長 手元に水の不足しているという資料は、詳しい、特にダム等の貯水率についての資料はちょっと手元にないものですから、正確な数字はお答えできないんですが、年間降水量、先ほど昨年の10月からことしの4月までの降雪降雨の推移につきましては、前年同月分と比べて、およそ半分以下の、これは白河観測所の観測になっていますが、およそ昨年に比べれば、同月で見ますとおよそ半分以下の降水量ということになっております。 今おただしの件については、手元に詳しい数字はないんですが、各土地改良区に確認したところ、特に貯水量の低いのが犬神ダムというふうには伺っております。 なお、水が来ないことによりまして、田植えの時期がおくれているというふうには聞いてはいるんですが、先ほど申し上げました、まだ6月に入っても確認できていない、田植えができていないといった地域につきましては、一応、水は張った状態でございますので、これから田植えができるような状況になっているというふうに思います。 もう一方、今後、まとまった降水量が降らなければ、今後の水を供給する時期に対応できなくなるというふうには、危惧しているところでございます。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 白河市でどの地域が水が不足であるのか、その調査しましたか。 ○筒井孝充議長 井上産業部長。 ◎井上賢二産業部長 先ほどの答弁と繰り返しにはなりますが、各土地改良区よりの聞き取りによりますと、五箇の入方地区、さらには表郷の番沢で一部の水田、また、東千田、形見のほうも含めて、東のいわゆる天水というか、灌漑用水、ため池を使っている取水している水の地域については、農業用水の供給がおくれているというふうには認識しております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 答弁になってないよ、あんた。そういうことをよく調査して、初めてここはこうです、あそこはこうですということを答弁するんだよ。 自分でそれを確認してないでしょう、そういうことを。土地改良区とか、私も土地改良区(の役員)もやっているけれども、あなたたちは確認してないんですよ。そういうことで農家育成はできませんよ。いいですか。 どこに行ってきました。 ○筒井孝充議長 井上産業部長。 ◎井上賢二産業部長 土地改良区より状況を聞きだした上で、水が少ないと言われていた五箇入方、表郷番沢、東千田の各地区を職員が見て、現地を確認してきたところでございます。 全域については、全ての地域を回ることはできませんでしたので、各土地改良区よりの報告により、特にひどいと言われていた今の3地域についての現地確認を行ってきたところでございます。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 やはり農政課という頭に農がついているんですから、その辺しっかり調査して水不足に対応できる体制を整えてもらいたい、そのように思っています。 次に入ります。 公職選挙法選挙管理委員会の仕事についてをお伺いします。 7月7日に改選される市議会選挙に当たり、多くの方が立候補を予定しております。その中で公職選挙法に触れる方が何人か見られますので、公職選挙法についてお伺いします。 まず、1つ目、選挙管理委員会の仕事についてお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 お答えいたします。 選挙管理委員会は、地方自治法第181条の規定により、市長から独立した機関として設置される行政委員会の一つであり、市長及び市議会議員の選挙の管理執行、国政及び県政選挙に関する投開票事務選挙人名簿の調整、直接請求に関する事務及び選挙制度の啓発に関する事務を行っております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 次に、公職選挙法138条2の解釈についてをお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 公職選挙法第138条第1項では、選挙人の住居や勤務先を訪問して投票を依頼したりあるいは投票しないように依頼する行為は、いわゆる戸別訪問として禁止されているものであり、同条第2項では、同じく選挙人の住居や勤務先を訪問し、演説についての告知や候補者の氏名等を言い歩く行為も戸別訪問とみなされ、禁止されているものです。 これらに違反した者は、1年以下の禁錮または30万円以下の罰金に処せられます。 なお、住居等の中に入らずとも玄関前などの近接する場所であれば、訪問に該当いたします。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 再質問をします。 投票しない依頼する行為というのは、相手候補に対して投票しないでくださいというのか、それはどういう意味なんですか。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 議員の言ったとおりです。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 もう一度、はっきり言ってください。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 北野先生の御質問のとおりでございます。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 ちょっとわかんないですね。 本人に依頼、投票しないようにするのか、相手候補に投票しないようにという意味なのかと聞いている。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 本人または相手に対して、そのような行為をすること自体が違反になります。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 次に、文書図画による選挙運動の禁止についてをお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 文書図画による選挙運動は、選挙運動用通常はがき及びビラ、ウエブサイト等及び電子メールによるもの以外の例えば、選挙用運動用ビラに該当しない名刺などの頒布はすべて禁止されております。 また、選挙事務所選挙運動用自動車及び個人演説会の会場で使用するポスター、立て札、ちょうちん及び看板の類い並びに候補者の使用するたすき、腕章の類い、選挙用運動用ポスター及び屋内演説会での映写等の類い以外の例えば、政治活動用ポスターなどの掲示も全て禁止されております。 これに違反した者は、2年以下の禁錮または50万円以下の罰金に処せられます。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 公選法第何条何項に当たるんですか、今のは。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 公選法第243条第1項第3号及び第4号に該当いたします。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 次に、選挙運動用のビラの禁止についてをお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 選挙運動用ビラは、選挙期間中に頒布できる文書図画の一つでございますが、枚数や大きさに制限があることや証紙の張りつけ、責任者及び印刷者の住所、氏名の表示義務がある以外は、記載内容に制限はありません。 ただし、名誉毀損等に該当する記載内容は避けていただく必要があります。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 次に、事前運動の禁止についてお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 選挙運動とは、「特定の選挙で、特定の候補者の当選を目的として、投票を得又は得さしめないために、直接又は間接に働きかける必要かつ有利な行為をすること。」と言われております。 選挙運動は、立候補の届け出が受理されたときから投票日の前日までの間に限り行うことができます。立候補届け前は、全ての選挙運動はいわゆる事前運動として一切禁止されております。 これに違反した者は、1年以下の禁錮または30万円以下の罰金に処せられます。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 これについても先ほどと同じく、選挙法第何条に該当するのかお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 公職選挙法第239条第1項第1号に値します。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 公職選挙法第129条の規定というのはどうなんですか。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 申しわけございません、わかりません。詳細についてちょっと承知しておりませんので、この場においての答弁は私からはございません。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 申しわけないと言われても、こっちでも困るんですよ。 次に入ります。 政治活動用事務所看板の位置についてをお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 政治活動のために使用する事務所に掲示する立て札及び看板の類いについては、その事務所ごとにその場所において掲示すると定められておりますので、事務所の実態がない場所、例えば建物のない駐車場、空き地、田畑への掲示は禁止されております。 また、同一の敷地内における事務所から看板までの許容距離についての明確な基準はございません。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 これについても公職選挙法第何条に当たるのかお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 申しわけございません。詳細には存じておりません。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 次に入ります。 挨拶を目的とする有料広告の禁止についてをお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 公職の候補者等及び後援団体は、選挙区内の者に対し、年賀、見舞い、慶弔、感謝、その他のこれらについて類いする、主として挨拶を目的とする広告を、有料で新聞、雑誌、インターネット等へ掲載させたり、テレビ、ラジオにより放送させることは、お金のかからない政治の実現と選挙の公正を確保するため、選挙運動期間にかかわらず常時禁止されております。 また、これに違反した者は、50万円以下の罰金に処せられます。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 50万円以下の罰金に処せられる公職選挙法第何条ですか、これ。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 公職法第235条第6項第1号に該当いたします。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 これがわかって、前のやつはどうしてわからないんですか。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 第6項のちょっと私、見落としました。申しわけございません。 政治活動のために使用する事務所に掲示する立て札及び、これは公職選挙法第143条第16項第1号に該当いたします。申しわけございません。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 次に、禁止される挨拶の広告と形態についてをお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長
    近藤茂男選挙管理委員長 お答えします。 公職の候補者等は、選挙区内の者に対し、答礼のための自筆によるものを除き、年賀状、見舞い状その他これらに類する挨拶状を出すことは、選挙運動期間にかかわらず常時禁止されておるものです。これは公選法第147条の2に該当します。 これには、弔電や祝電は含まれず、罰則規定もありません。 また、何人も選挙後の当選または落選に関して、選挙人に挨拶を目的とする戸別訪問、文書図画の頒布や掲示、新聞や雑誌への広告等、またはテレビ等での放送、祝賀会等の集会の開催、気勢を張る行為、当選人の氏名を言い歩く行為は禁止されております。 これに違反した者は、30万円以下の罰金に処せられます。 ただし、文書図画の頒布や掲示のうち、自筆の信書や選挙人への答礼のための信書、インターネット等を利用する方法によるものは禁止されておりませんし、ホームページや電子メールを利用して当選または落選に関する挨拶をすることも可能となっております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 ただいま1番から8番、8つの項目にわたって聞いてきましたが、政治活動の規制される選挙とはどのような選挙かお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 ただいま申し上げてきた、こういう事前運動、それから戸別の運動、それから買収、そういったものによっての投数を得るための活動についてだと思います。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 全然答弁になってないですね。休議とって、選管の事務局と相談して答弁してください。 ○筒井孝充議長 暫時休議します。     午前10時38分休憩---------------------------------------     午前10時53分開議 ○筒井孝充議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 大変貴重な時間を無駄にいたしましたことを、心からおわび申し上げます。 それでは、北野議員の質問にお答えします。 通常時、政党、その他の政治活動を行う団体については、選挙期日の公示日、告示日から選挙期間までの間、当該選挙が行われる区域内での特定の政治活動が規制されます。この規制の範囲内であれば、純粋な政治活動としてなされる限り制限されません。 選挙時に規制される政治活動でございますが、一つに政治活動のための連呼行為かつ公共建造物における文書等の頒布、もう一つは、掲示または頒布する文書図画への候補者等への氏名または氏名類い事項の記載、これらが制限されます。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 私が聞いているのは、政治活動の規制される選挙についてと聞いている。答弁されている内容は、全然違いますから。 ○筒井孝充議長 答弁求めます。 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 もう一度、質問の要旨をお願いできますか。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 政治活動の規制される選挙とは、どのような選挙かと聞いている。 ○筒井孝充議長 暫時休議します。     午前10時57分休憩---------------------------------------     午前11時06分開議 ○筒井孝充議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 では、北野議員の質問に対して答弁いたします。 政治活動の規制される選挙とはどのような選挙ということでございますが、国政選挙、衆議院、参議院、それから県知事選挙及び市長選、市議選、公職選挙法でうたわれているもので規制されているものが制限されるということで御理解いただきます。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 余り難しく考え過ぎている。これは政治活動の規制される選挙とは、衆議院、補欠選挙、参議院、県会議員、市会議員選挙、それを政治活動で規制されている。 先ほど、8項目にわたって私が聞いているわけですよ。それについて政治活動の規制される選挙とはと聞いているのです。いいですか、選管委員長、しっかり勉強してくださいよ。 それから、今回の立候補者予定者の中で、チラシをまいて注意された方、何人おるか。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 4人と聞いております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 もう一度、大きな声で言ってください。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 4人です。4名です。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 その4名の方が注意されて、そのチラシは回収をしたんですか。それともしないんですか。ただ注意だけですか。また、警察のほうとも連絡とって話をしたんですか。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 5月1日にその事情を把握いたしましたので、直ちに緊急の委員会を開催いたしまして、その方たちには委員会のほうからそれぞれ注意いたしております。 チラシについての回収はなされておりません。警察のほうにも、通報、通知はいたしておりません。委員会でのほうからは。 以上であります。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 そのチラシまいた方で、注意された方で一番問題だと思うのは何人いましたか。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 チラシを配布された方が1名、新聞折り込みされた方が1名と確認しております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 その方に対して、選挙後当選したと、選挙で当選したとなった場合に、市民から告発された場合には、どのようになるかお伺いします。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 先生御存じのように、選挙管理委員会には、取り締まるというような、注意や何か、それ以上のことについては警察、司法のほうで、だから、そういうふうになると大変好ましくない事態になるのかなということを考えております。 以上です。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 選挙管理委員会は注意までですね。警告は警察ですね。だから、市民から告発されたとなれば、選挙管理委員会は関係ないということなんですか。 ○筒井孝充議長 近藤選挙管理委員会委員長。 ◎近藤茂男選挙管理委員長 お答えいたします。 そのことについては、警察のほうに任せていると考えております。 ○筒井孝充議長 北野唯道議員。 ◆北野唯道議員 その辺も注意した方については、法的なことをよく調べておいてもいいですよ。いいですか。 以上で終わります。 ○筒井孝充議長 玉川里子議員。     〔玉川里子議員 登壇〕 ◆玉川里子議員 皆様、改めまして、おはようございます。 通告に従いまして、一般質問を発言席からさせていただきます。よろしくお願いいたします。(発言席へ移動) ○筒井孝充議長 玉川里子議員。 ◆玉川里子議員 女性の活躍についてお伺いいたします。 今後の白河市の取り組みについてお伺いいたします。 議員になって、今、今までの議会を振り返ってみますと、いろいろなさまざまな思いが頭の中をよぎります。女性の活躍については、何度もいろいろな資料や方向から質問をさせていただきました。 私はあることがきっかけで20代前半から政治に関心があり、活動いたしておりました。しかし、私にとって女性の活躍は私ではありません。私を取り巻く東地域の女性の皆さんが主役で、本当の意味での女性の活躍であり改革であると理解しております。 東村は、有名な山も川も、そして国道も通っておりません。そんな中で、私たち商工会の女性部の皆さんは、何にもない村だから頑張るんだ、そう言って頑張ってまいりました。その女性部の、今はお亡くなりになりましたが、前部長初め、東村にも女性の議員が必要だ、女性の目線できめ細やかな村政をしっかり取り組んでほしいと熱い気持ちで何度も言われているうちに、そうかもしれないなと思うようになり、決心をし、女性のだけの選対本部ができ、女性だけで運動をし、当選させていただきました。 お茶とお茶菓子を食べながら、お金は使わない、野菜も米も持ち寄りで、これが本当の公明選挙だといい、他の候補者の見本になるように頑張ろう、そういった選挙の始まりでございました。 また、白河市との合併に至っては、それぞれの議員たちが市民のため、村民のためにはどうしたらよいかを必死に考え、御苦労されたと思います。 議会の中で思い出されるのは、議員全員が一つの心になってなし遂げた中学生議会。私は役員になっておりましたので、会報、議会報を出すまで十数回会議をいたしました。本当にやってよかった、そういう経過がありました。既に、もう少しで10年になろうとしております。選挙法も18歳から選挙できる、そういう時代になってまいりましたので、どうぞ今後、中学生議会を検討していただきたいと思います。 議員のあり方検討委員会の委員になりました。これも十数回委員会をやりまして、最終的には、議員の定数が2名削減という結論になりました。2000件の市民に対するアンケートの茶封筒の袋入れをした次の日、右腕が痛くて、何で痛いのかなと思ったら、必死になって封筒詰めした、そんな経験がございます。 また、白河市は、東西白河、東白川と西白河と白河市を含めて、原発被害の助成金が削除されておりました。そんなことを踏まえまして、私たち議員はあの寒い日に2日間、ヨークベニマル前で署名をいただきました。 それをたくさんの署名をいただいた、その署名を持って、市長、村長、町長と、皆さん首長が御苦労なされて、そして助成金の半分をもらうことができました。それも市民の皆さんにいろいろ、みんな御苦労なされて、そういう結果でいただいたんだよということを皆さんにお話をしてまいりました。 1年間で一番大事な審査である神聖な決算委員会は2度務めさせていただき、1度は委員長もさせていただきました、などたくさん思い出される中で、一番議員になってよかったと心から感じたことは光ファイバー網の実施でした。 当時、十数年前、私、女の私には一番苦手な分野でしたが、インターネットや光センサー、パソコンなど、聞いてもさっぱり何が何だかわかりませんでした。そのような中で、商工会の役員会がありまして、株式会社ヤマシロ、株式会社日本果実、それから個人の商店の皆さんからも、ぜひ、東は光ファイバー網がないんだ、ぜひやってほしい、そういう依頼を受けました。 うちは弱電業製造業でございまして、昔、白河精機というところから仕事をいただいておりました。ガス漏れ警報器というカナリヤという、本当に名前は優しいんですが、検査をすると村中聞こえるような、響くような機械でございますが、その会社、知り合いでございましたので、そこの総務部長が女性でございまして、その女性の方からもうちの工場も大変困っているんだ、ぜひ光ファイバーの実施をお願いしたいという要望もありまして、じゃ、これはもうこんなにみんなに要望されて、女だから電気関係はさっぱりわかんないけれども、しっかり答えなくちゃならない、そういう意味で、市長を初め、担当職員の皆さんにはしつこいほどお世話になりまして、何回も質問をさせていただきました。 その結果、市長もわかっていただき、また、市長のところにもたくさんの要望があったと聞いております。ちょうどその時期にアナログから地デジにテレビが移る、そういう時点でもございましたし、地デジが映らないという地区も、黒川とか、白坂の一部が光ファイバー網が入ってないということもわかりまして、市長は決断をしてくれました。 市長としても、莫大なお金が必要であり、本当に市長の覚悟もあったと思います。本当に皆さん方には御苦労をいただき、ありがとうございました。本当に議員になって本当によかったと思った瞬間でございました。 人手不足の現代社会に本当の意味での女性の活躍が期待されている今の現状で、今まで日本は男性中心にものを考え、実行してまいりましたが、男性の知恵はもう出し尽くしていて、今後は女性の力を借り、日本のあらゆる分野で発揮してほしい。そのために、女性が働きやすくするための子育て、介護など、国は力を入れていますが、日本はまだまだであります。 先日、ヨーロッパ議会総選挙が行われ、各国とも女性議員が増加しているといいます。特にスウェーデン、デンマーク、ルワンダなど、男性と同数になりつつあると言われております。 日本はといいますと、新聞にも出ておりますが、女性ゼロ地方議会20%、本当に福島県はワースト4位に入っております。そういう中で、市長も女性の議員をふやす、女性の活躍をふやす、市長もそのように頑張っております。 国でいいますと、193カ国の中で日本は158位だと、先進国では依然、最低水準で、アジア地域でも中国が71位、韓国の116位より本当に低い、安倍政権が掲げる目標、全ての女性が輝く社会づくりは、まだまだ達成されておりません。そういう中で、私たち、本当にまだまだ狭き門だと思っております。 日本は先進国では最低水準と言われておりますが、おくれたままでは絶対いけないと思います。国や地方の大事な基礎となる法や決め事を司る議員が男性ばかりでは、女性にわからない分野、一番わかりやすい説明では、子供を産むこと、これは男性には絶対わかりません。子供を産んで育てて、親の介護など、教育福祉は大幅におくれております。 女性の目線できめ細やかなところまでしっかり取り組むには、女性議員の大切な役割であると言えましょう。国は男女共同参画社会などと言っておりますが、一向に改善が見えません。我が市は、他市に先駆け、少しずつ取り組んでいる様子が見えてきております。何度も質問した私にとってはうれしい限りでございます。 そこで伺います。今後の白河市の取り組みについてお伺いいたします。 ○筒井孝充議長 鈴木和夫市長。 ◎鈴木和夫市長 玉川議員のこれまでの議員活動のさまざまな思い出あるいはそのきっかけとなった商工会活動の状況、様子、本当に私もこの12年間を振り返って、さまざまな思い出が今、よみがえってまいりました。 光ファイバーの問題もその典型だと思います。企業にお邪魔した際に、非常に東京との情報連絡が非常に遅いと、これは企業活動にとっては致命的だということも直接、話をお伺いをいたしました。玉川議員からも、再三、この議会で質問がございました。 そういうこともありまして、決断をいたしました。それはそのとおりだと思いますし、アナログからデジタルに切りかわる、ちょうど時代でもありましたが、アナログ、そのデジタルが入らない地域もあると。白河はちょうど県境であるがゆえに、他地域よりも入りにくいという状況もあったので、さまざまな、これまたさまざまな思い出があります。 あるいは、今、議員が、これから答弁申し上げますけれども、本当に日本はまだまだ、そのクリントン大統領がいみじくも、前クリントンさんが大統領選挙に立候補したときに、破りました。ガラスの天井は破れなかったと、こういうことをおっしゃいました。アメリカでさえ、あのオープンなアメリカでさえ、まだまだ男女の格差は実は残っている。黒人差別と同様に、男女の格差は残っているというふうに強く言われております。 そういう中で、本当に日本はこれからだと思いますが、国はそういうことを踏まえて、男女雇用機会均等法あるいは育児介護休業法など、雇用における男女格差や女性の社会進出を図るための対策を講じてまいりました。 さらには、平成27年9月には、女性活躍推進法という法律が施行されました。ここでは、各事業主は職場と家庭の両立、そして、積極的な女性の採用や管理職への登用等について、具体的な目標値を設定しろという事業主行動計画というものの策定とその結果を公表することを求めております。 本市においても、企業と同じように同様の計画を策定をいたしまして、そして、女性リーダーの育成講座あるいはキャリア形成支援講座、こういったものを実施する一方、現在は男女共同参画計画というものに基づきまして、女性が活躍できる社会づくりに向けて、具体的には、今、玉川議員もおっしゃったように、男女の別なく介護あるいは育児にかかわるためのあるいは特に介護にかかわるための高齢者サポーター講座もあるいは女性の就職支援、とりわけ片親である女性のための再就職の訓練、就職支援あるいは児童クラブ、授業終わった後あるいは幼稚園終わった後の児童クラブを用意するなど、さまざまな対策は講じているところであります。 その結果、少しずつではありますが、女性の管理職登用率も増加をしておりまして、女性が社会において果たす役割も確実に、10年前、15年前と比べると大きくなっていることは間違いないというふうに思っております。 また、ワーク・ライフ・バランス、仕事と家庭の両立の推進によって、多様な勤務形態、例えば朝8時半から5時半、5時15分じゃなくて、9時から4時まであるいは10時から6時までと、こういう多様な勤務形態の選択ができることあるいは育児や介護をしながら働ける環境も少しずつ整備されてきております。 最近の事例では、これはある起業、女性起業家、女性がみずから会社を起こしました。これは古い日本の着物を女性向けの、しかもイスラムの女性向けのファッションであるヒジャブというのがあるんです。それにリメイクして販売するという会社を産業支援センター内に立ち上げました。専らにインドネシアに向けて、インドネシアはイスラム教の国ですから、女性のかぶるあのスカーフですね、イスラム教の方はみんなスカーフをかぶりますね。それ向けに、インドネシアに主に販路として販売をして、つくって販売をして、大変な好評を博しております。 また、ある民間企業の女性社長は、みずからの育児経験をもとに就業規則の見直しを図って、会社全体で育児や介護を担っている社員を応援しましょうと、こういう体制を整備している会社も現実にございます。すなわち女性の視点に立った経営をしているわけであります。 このように、幾つも今、実際に女性が活躍をしているあるいは女性弁護士も白河にはおります。女性の弁護士もみずから女性の視点で社会的に弱い人の支援、弁護士活動をしているなど、目に見えて女性の活躍が目に映っていることははっきりしているというふうに思います。大変心強い限りであります。 今後ともさまざまなステージで女性が活躍する機会がふえることは、まず間違いないというふうに思いますが、これを後押ししていく上においては、男性の存在が必要、男性も育児や介護の役割を担うこと、これは当然であるというふうに思います。 さらには、それには雇用主、工場長、社長、こういった理解も当然進むべきである。女性の活躍しやすいような社会的な土壌、そういう雰囲気が形成されることを強く願っているものであります。 時代の変化とともに、女性の社会進出は今、議員おっしゃるようにもう必然であります。女性が社会に進出をしなければ、社会はもたないというところまで日本も追い込まれてきているというふうに思っておりますので、そういう意味でいち早く女性の活躍の場や女性の地位向上の実現に向けて、商工会女性部あるいは市議会議員の議員として、意欲的に活動されてこられました玉川議員に深く心から敬意を表するものであります。 市としましても、今後とも女性の持っている、今、議員がおっしゃったまさしく男性とは違う豊かな感性あるいは視点、こういったものが十分発揮できるような社会をつくるためにきめ細かな、そして多様な施策を講じていきたいというふうに考えております。 ○筒井孝充議長 玉川里子議員。 ◆玉川里子議員 ただいま市長から過分なお言葉と丁寧な説明、本当にありがとうございました。 我が白河市は、今回2名の新人の女性が立候補していると聞いております。現役の佐川京子さん含めて3人の議会に女性が誕生すれば、うれしい限りです。決して女を前面に出すことのないように、3名の議員が議員として男性と同じ立場で毅然とした態度で誇りを持って白河市のために働いてほしいと思います。 役所の中にも女性の働きが本当に目立ってきております。しっかり自分の役割を果たし、女性はだめだと言われるようなことのないように、皆さんの活躍を期待申し上げて、次の質問に移ります。 老人クラブについて、伺います。 高齢者を対象とした取り組みとしてさまざまな事業を行っている中で、老人クラブや東光学園など、毎日がより楽しく、賢く、元気よくなるための習慣づくりや健康で長生きできるように、また、介護予防や認知予防など、あらゆる方面から市民のニーズに応えようとしております。 地域の人たちが気軽に集まって交流できるよう、集会所の建設など、今、どこの地域でも人気がありますあったかサロンの開設は、市独自のすばらしい取り組みですので、今後も続けていってほしいと思います。 私は65歳になったとき、老人クラブにも、そして東光学園にも入りました。入って、皆さんとともに行動しなければ、中身がわからないと思ったからです。 このように認知症やひきこもりなどの予防対策としても、老人クラブに入会してほしいと望んでおり、身近な人たちに入会を勧めるのですが、入会して老人というイメージが嫌だとか、まだ老人ではない、そう言われまして、なかなか入会していただけません。 老人という響きが確かに年老いてもう先がないような、夢も希望もない暗い気持ちにさせる、そういうニュアンスの老人クラブという名前なんだそうです。市の老人クラブの会長と前回の会長にも聞いたところ、市の会長たちも、「いや、俺たちもしょっちゅうあちこちで言われているんだよな」、という答えがまいりました。 そこで、老人クラブの名前をどうにかならないものかと考えまして、老人クラブの名称を変えられるかどうか質問したいと思います。お願いします。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 老人クラブという名称につきましては、クラブづくりを広げていった人たちの間でテキストとして読まれていた、英国老人福祉委員会発行の「老人クラブ 新設と経営の手引き」に由来し、後に老人福祉法に明記され、一般的な名称として定着したものでございます。 現在、市内の単位クラブ相互の連携調整を図るための組織として、白河市老人クラブ連合会がございますが、県内他市の例を申し上げますと、本宮市のまゆみクラブ連合会、二本松市のあだたらクラブがございます。さらに、全国的には、はつらつクラブ連合会、いきいきクラブ連合会やスマイルクラブ連合会など、健康で明るく元気な高齢者を連想させる名称の連合会が数多くございます。 本市の単位クラブにおきましても、地域名や花の名前などを使用しているクラブがございます。また、老人クラブに対する補助金につきましても、名称を老人クラブにしなければならないという規定はございません。 市老人クラブ連合会からも、老人という言葉に抵抗を持っているとも伺っておりますので、魅力あふれる名称に変更し、イメージアップを図っていただき、会員の増加、さらには、活動の活性化につなげていただきたいと考えております。 ○筒井孝充議長 玉川里子議員。 ◆玉川里子議員 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 一日も早く活気ある老人クラブ活動をするためにも、役員会で決めるのか、一般アンケートで決めるのかわかりませんが、皆さん、一日も早く入って、入会していただいて活動できるように取り計らっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に移ります。 次に、3番目の項目でございますが、子育て広場についてでございますが、まずは、子育て支援全般について少し述べさせていただき、本題に入りたいと思います。 本市では、平成28年度に県内で初のワンストップ窓口、子育て世代包括支援センターを設置し、利便性の向上と迅速な対応を図るなど、常に子育て世代に寄り添った、きめ細やかな支援を行っており、他の自治体に比べてかなり充実していると思っております。 これも市長を初め、当局の御尽力によるものと、この場をお借りし、改めて感謝を申し上げます。 さて、さまざまな支援の中で、私も女性として、また、母親の先輩としての目線から幾つか重要であると思うものがありますが、その中の一つが、親子交流の場である子育て広場でございます。 同じ世代が地元で就労して家庭を持ち、安心して子育てができる地域づくりを考える上でも、また、一人でも多く移り住んでもらうためにも、私はこれまで市内外の多くの施設を視察してまいりましたが、そのたびに必要性を実感し、本市でも各地域に子育て広場があることが望ましいとの考えから、平成28年12月定例会において、子育て広場のない地域の今後の整備計画について質問をいたしました。 そのときの答弁は、現在設置していない地域での一定のニーズが見込め、さらに、開設場所や協力団体が確保できたならば、事業を拡充していくというものでしたが、その後どうなったのか、また、今後の方針について改めてお伺いいたします。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 子育て広場につきましては、白河におひさまひろば、たんぽぽサロン及びおでかけたんぽぽの3カ所、表郷に表郷子育て広場、大信に大信子育て広場の計5カ所を開設しており、それぞれNPO団体と子育て支援団体が、市の委託、補助を受け運営しております。 東につきましては、平成28年に試行的に特設ひろばを開設した結果、同地域にお住まいの利用者が少なかったことから、その後の開設には至っておりません。 しかしながら、ひろばの必要性に鑑みて、今後とも特設ひろばを開催するなど、改めてニーズの把握に努めますとともに、地域の子育て支援団体の育成、これも大変重要なことでございますので、進めてまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 玉川里子議員。 ◆玉川里子議員 よろしくお願いいたします。 子育て広場は、毎日のように利用する家族にとっては、遠いところでは長続きしません。やはり近いところにあるのが条件的だと思います。 東地域の場合は、どこに行ってもそこそこ遠いし、往復に時間がかかります。利便性の面からも東地域にぜひ開設の方向でお考えいただけますようにお願いいたしまして、次の項目に移ります。 4番目の市政の情報発信の充実について、お伺いいたします。 介護、子育て、就労など、分野がいろいろに分かれている場合、例えば介護と育児といったダブルケアに直面した場合など、一般的には住民は介護と子育て支援の窓口にそれぞれ足を運ぶ必要があるが、1カ所に集めて、いわゆるたらい回しを防ぐ縦割り制度をなくし、総合窓口にしている行政が近ごろ多くなっていると聞きます。 我が市においても、幸せ過ぎるぐらいの住民サービスの充実を目指し、病児育児施設の開設、あったかサロンの開設など、他市に先駆けて進めているところですが、また、その中で、家庭訪問による健康相談の実施や包括支援センターによる認知症高齢者徘徊SOSネットワーク事業などたくさんありますが、ほとんどの住民サービスの内容を知らずにいる市民が多いことに驚きます。 4月の末に研修会で東京に行ってまいりました。小泉進次郎議員の講演の中で、国も地方も住民に喜んでもらうための政策やシステムを精いっぱいやっていると思われますが、住民に一番身近な市町村が、その何分の1も住民目線の説明がなされていないのが残念だと言われておりました。 白河市の行政は年々住みやすく、安心して暮らせるまちになりました。企業誘致も着実に進み雇用創出がなされ、一人でも多くの市民が笑顔で暮らすことができますよう、市民に十分理解していただけますよう、我がまちを喜んで住んでよかったと思われるまちづくりのためにも、市民に寄り添った市民サービスらの説明をお願いいたします。 そうすることによって、若者の定住促進にもつながり、東京在住者の約4割が地方への移住を希望しているとアンケートの結果が出ているそうですから、空き家対策の解消にもなり、よい方向にサイクルが回っていくものと思います。したがって、豊かな白河市になっていくのではないかと考えられます。 私は市民歌が大好きです。「このまちがすき 住んでいるまちだから」そのとおりだと思います。私は本当に住んでいる、特に東地域、愛しています、大好きです。市民みんなが我がまちを愛し、暮らしていけば、きっと楽しく生きていくことでしょう。 そのようなことを踏まえまして、急速な少子高齢化や地方分権など、地方を取り巻く環境が大きく変わり、市民のニーズも複雑多様化する中、本市では魅力的な政策や先進的な取り組みが行われております。しかしながら、それらの政策は、まだまだ市民に浸透しておりません。 そこで、今後どのようにして情報発信の取り組みを充実させるのかお伺いいたします。 ○筒井孝充議長 藤田市長公室長。 ◎藤田光徳市長公室長 行政に対する情報ニーズが多様化する中、市からの情報の提供につきましては、各課横断的に広報活動を行っていく必要があると考えております。 本市では、これまで広報紙やホームページを中心に市政の取り組みを周知してまいりましたが、今後はさらに市民の皆さんにとって身近な情報紙となるよう写真やイラストを活用するなど、最初から最後までのページまで目を通していただけるよう、わかりやすい紙面づくりに向け、内容の充実を図ってまいりたいと考えております。 あわせて、スマートフォンに向けた一部運用が始まっている子育てアプリや市内企業を紹介するLINEなど、SNSの最大の特徴であります双方向性を生かした情報発信力の拡充を図るとともに、わかりやすく、伝わりやすい内容とするため、紙ベースだとか、先ほどのデジタルツールを活用しまして、市民の皆様に寄り添ったわかりやすい情報提供に努めてまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 玉川里子議員。 ◆玉川里子議員 よろしくお願いいたします。 本日、お忙しいところ、おいでくださっている後援会の会長初め、両副会長、それから茶飲み会の友達、支えてくれている友人、そして白河市の女性部長、自民党の女性部長と役員、大変長い間支えてくださいまして、本当にありがとうございました。 最後になりますが、市長初め、市役所職員の皆様には大変お世話になりました。今後、白河市のますますの御繁栄を心よりお祈り申し上げます。 また、議場においでの議員の皆様、再度立候補されるに当たり、全員当選され、戻ってこの議場にまいられることを御祈願申し上げます。そして、白河市のために御活躍くださいますよう御祈願申し上げ、玉川里子の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○筒井孝充議長 この際、昼食のため、午後1時まで休憩します。     午前11時51分休憩---------------------------------------     午後1時00分開議 ○筒井孝充議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 佐川京子議員。     〔佐川京子議員 登壇〕 ◆佐川京子議員 こんにちは。政研かがやきの佐川京子です。 令和の時代となり、私も気持ちを新たに白河市のさらなる発展、そして市民生活がさらに豊かに満足のいくものとなるように、私も議員の一人として精いっぱい努めてまいりたいというふうに考えております。 それでは、早速、通告に従いまして、発言席より私の一般質問を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。(発言席へ移動) ○筒井孝充議長 佐川京子議員。 ◆佐川京子議員 まず初めに、スポーツの振興についてお伺いいたします。 来年の東京オリンピック開催に向けて、聖火リレーのコースが発表され、チケット販売の予約なども話題になるなど、オリンピック関連での盛り上がりが既に始まっていますが、来年のオリンピックでメダル獲得の期待される種目や選手の話題も連日報道されていて、今まさにスポーツに非常に国民の関心が高まっています。 私も来年のオリンピックをわくわくして楽しみにしている一人ですが、地元出身の選手の活躍も非常に楽しみです。サッカーの遠藤選手には一生懸命、私も応援しようと思っています。 選手も活躍する原動力の一つに、地元を元気にしたいと発言する人も多いように感じます。各選手の活躍は、本当に素直に感動しますし、元気をもらえます。また、スポーツイコールフェアプレーですから、実にすがすがしいものです。 自分でできなくとも応援して、みんなで声を合わせて応援する一体感はとても気持ちのよいものです。スポーツを愛し、スポーツを楽しむ人であふれる白河市というのを想像してみますと、やはりとても魅力的で素敵だなというふうに思います。 音楽や演劇や文学などの芸術文化の創造も大変すばらしいことですが、両方のバランスをとっていただいて、それと同じくらいスポーツの振興にも市として力を入れていただきたいと思いますが、まず本市のスポーツの振興についての市長の考えをお聞かせください。 ○筒井孝充議長 鈴木和夫市長。 ◎鈴木和夫市長 今、佐川議員から東京オリンピックのお話がございましたが、つい先日、聖火リレーのコースに白河、県南で白河だけが入りましたということは、大変光栄に思っているところであります。 今、佐川議員からさまざまなスポーツを通した、多分まちづくりという意味もあるんでしょうけれども、白河は過去に例をとってみると、班目秀雄さんという大変有名な自転車のレーサーがおりまして、班目さんを筆頭に4名ものオリンピック選手を輩出をしておりまして、また、現在でも班目学校の教え子たち等の実力者が次々と生まれているということは、大変これは心強く、また、うれしく思うところであります。 また、今ほども佐川議員からお話がありましたように、サッカー女子ワールドカップの一員として、若干19歳の遠藤純選手が出場することが決まりまして、心からうれしく思うとともに、市民こぞって十分な活躍をされることを御期待をしております。 白河はいろんなスポーツがありますが、とりわけ野球なんかは、もう白河はもう県内でもずば抜けた標準、水準の野球場施設を持っている。それ以外、他の競技にはいろいろまた足りないところもあるかもしれませんが、野球に限っていえばあるいは自転車に限っていえば、相当高いレベルを持った施設もそろっているし、活発なところであるということは御存じのとおりだと思いますし、スポーツには今さら言うまでもないわけでありますが、競技力の向上とか、体力の増強に加えて、健康の維持増進あるいは青少年の健全育成、さらには地域コミュニティーの醸成に寄与するという、さまざまな効果があります。 具体的にいえば、青少年期における部活動などの運動は、競技力向上はもちろんのこと、心身の健全な発達を促し、仲間や指導者との交流によりコミュニケーション能力が向上する、また、これを通して社会の基本的なルールを学んでいく場にもなっていると思います。 また、成人におきましては、自分の好きなスポーツを通して、体力づくりに心地よい汗を流したり、仲間をつくったり、円滑な人間関係を築いたりと、大きな意味を持つものと考えております。 また、スポーツはすることだけではなくて、見ることによっても大きな夢と感動を得ることができるわけであります。例えば、大相撲なんかもそのとおり、昔、東に斉須関という東出身のお相撲さんがいて、毎日、前頭のころは「福島県西白河郡東」、と必ず放送されますよね、あれでやはり故郷意識というのは非常に盛り上がってくる、そんなことも含めて、見ることによって大きな夢や感動を得ることができると、それが日々の活力や生きがいになってくるというふうに思います。 市としましても、体育協会等と連携し、多くの方々が参加できる市民総合体育大会等を開催し、スポーツの振興を図っているところであります。 これに加えまして、スポーツをしやすい環境を提供する各地域にある総合型地域スポーツクラブというものがありますが、これを通して生涯スポーツを普及する上で大変重要なことから、このクラブ等の活動を支援していきたいというふうに思っております。 さらに、現在開催しておりますしらかわ駅伝、もう大変長い歴史を持っておりますが、それを初めとして、競技者の目標となるような大会は、競技力の向上を図るとともに、ひたむきに頑張る姿を通して市民に元気を与えることから、関係団体と連携して、こういうものも継続をしてまいりたいと考えております。 今後も、スポーツ関係団体やスポーツ推進委員への支援に加えまして、公共施設等総合管理計画、現在、この作成中でありますが、この中でも今現在検討しつつありますけれども、老朽化しつつある施設の整備やその統廃合も含めて検討しながら、スポーツを通して健康で明るい生活が送れる、いわゆるまちづくりを推進してまいる考えであります。 ○筒井孝充議長 佐川京子議員。 ◆佐川京子議員 市長から大変心強いお言葉、ありがとうございます。 今、市長から本当にスポーツのさまざまな効能を話していただきましたけれども、これからも市としてますますスポーツを支援していただき、将来的には、都市宣言でスポーツ宣言都市というようなふうになれたらいいなというふうにも思いますので、これからも市のスポーツに対しての支援をよろしくお願いしたいというふうに思います。 次に、(2)白坂の森スポーツ公園グリーンスタジアムの電光掲示板の設置についてお伺いをいたします。 野球の地区予選で白坂のグリーンスタジアムで試合をすることになったチームに、耳の痛い話なんですけれども、球場を外れたと言われているそうです。福島、郡山、いわき、会津などの球場は、全て今どきのスコアボードは電光掲示板になっていて、電光掲示板になっていないのは白河のグリーンスタジアムだけだということだそうです。 電光掲示板になると選手の名前が掲示板に掲示されるそうです。それで、「白河では試合したくない」、とあからさまに言う選手もいるというふうに聞きました。これはどうしたものでしょう。 中学校、高校で野球部のない学校は、極小規模の学校以外はほとんどの中学校、高校で野球部はあります。そのくらい野球はいまだに大変人気のあるスポーツだというふうに私も思っております。野球を愛してやまない白河市民に対して、そんなことを言われる悔しい気持ちをぜひ酌んでいただきたいというふうに思います。 そこで、白坂の森スポーツ公園グリーンスタジアムに電光掲示板をぜひとも設置していただきたく要望させていただきたいというふうに思いますが、このことについての当局の判断を御答弁願います。 ○筒井孝充議長 芳賀教育長。 ◎芳賀祐司教育長 グリーンスタジアムは、各種野球大会や風とロックなどのイベント会場として、県内外の人が利用する本市にとって重要な施設であります。 本施設は、昭和60年に建設され、34年が経過し、建物や設備等の老朽化が進んでいることから、現在、プレーに支障がない範囲の修繕を行い対応しているところであります。 電光掲示板の設置につきましては、今、議員がおっしゃるように、選手名が表示されるのにこしたことはないのですけれども、今後、雨漏り等をしているところのそういう設備もありますので、多くの社会体育施設で老朽化対策を検討していく中で、優先順位を考慮し、総合的に検討してまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 佐川京子議員。 ◆佐川京子議員 今後、グリーンスタジアムは、毎年、高校野球などでも地区予選で使われていますし、ぜひとも優先順位を上げていただきまして、この件は、私も地元の野球愛好家の方に議会のほうでも訴えて、何とか電光掲示板設置してくれるように働いてほしいというふうに言われまして、質問をさせていただきました。 同じような要請を受けている議員は、私ばかりではないというふうに思います。ぜひ野球を愛してやまない、白河は本当に野球人口が多いというふうに思いますので、ぜひとも優先順位を上げていただきますように重ねてお願いしたいというふうに思っております。 続きまして、3、スケートボード場、スケートパークも同じ意味ですけれども、設置について質問をさせていただきます。 来年のオリンピックの種目数は、33競技339種目もあります。このうち、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が提案して、追加種目として、つまり東京オリンピックで追加種目として、新たに、野球・ソフトボール2種目、空手8種目、スケートボード4種目、スポーツクライミング2種目、サーフィン2種目の5競技18種目が新たに正式に採択決定しています。 どれも格好いいスポーツですが、市民の若者からぜひスケートボードをしたいので、スケートボード場を、スケートパークを設置してほしいとの声が寄せられています。さきにも大花議員からもこの質問はあったように思います。 オリンピックの正式種目にもなっている若者に大変人気のあるスポーツですから、ぜひ検討し、設置に向けて取り組んでいただきたいというふうに思います。そして、白河の若者をぜひ喜ばせてあげていただきたいというふうに思いますが、このことについて御答弁をお願いいたします。 ○筒井孝充議長 芳賀教育長。 ◎芳賀祐司教育長 東京オリンピックで正式競技に採用されたスケートボードは、若者に人気のある比較的新しいスポーツで、その大きな動きとスピード感が魅力であります。 しかし、そのスピードとアクティブな動きが事故を起こす懸念があることから、公共の公園等においては全国的に禁止されているところが多く見受けられます。 スケートボード場は、競技者の育成や安全の管理の観点から有用な施設ではありますが、新たな施設整備については、今後の競技人口の動向を踏まえながら、その必要性を議論してまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 佐川京子議員。 ◆佐川京子議員 スケートボードは本当に危険が伴うと私も思いますけれども、危険を伴う競技は冬のスポーツのスキーだったり、スケートだったり、本当にスポーツに関して言えばどれも紙一重といいますか、一流選手ともなるとあるのは同じだというふうにも思います。 そして、まだまだ福島県内では、大変このスケートボード場は少ないということもありますので、率先して白河市がそういう施設を備えるということも若者が集まってくるということに関しては、大変有効なのではないかなというふうにも思いますので、いろんな人がいろんなスポーツを楽しめるということが本当に理想だというふうに思いますので、ぜひともこの件に関しても前向きに御検討、いろいろ調査をしてくださいまして、検討していただければありがたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、続きまして、2、農業の振興についてお伺いいたします。 (1)農地集積の担い手に対する農地管理の徹底について。 近年、農業の後継者不足が深刻化し、農業の効率化を目指し、農地の集積が盛んに進められていますが、それに伴い水路や畦畔の草刈りなどが間に合わず、近隣に迷惑をかけている事例があり、何とかしてほしいとの声が寄せられています。 以前にも、深谷政男議員からも似たような質問があったというふうに思っております。 農地集積のゆがみのようなものですが、この問題への取り組みをお願いしたいところでございますので、御答弁をお願いいたします。 ○筒井孝充議長 井上産業部長。 ◎井上賢二産業部長 国は、農業従事者の高齢化などによる後継者不足を解消し、地域農業の振興を図るため、経営意欲の高い担い手に対して農地の集積・集約化を推し進めており、本市におきましても、経営規模の拡大を前提とした担い手への集積を支援しているところです。 こうした取り組みにより、近年は広範囲にわたる圃場を戦略的に経営し、高い収益を確保する大規模農家や法人があらわれ、特に水稲では、居住する集落を越えて農業経営を行う担い手も見受けられるようになってきました。 一方、畦畔の草刈りや水路の泥上げなどの農地管理については、農地の集積・集約化により担い手に対する負担が大きくなり、特に、他地域に居住する担い手は長距離の移動が生じることや集落ごとの取り決めにより実施する共同作業に対応できないなどの理由により、適切な管理がされていない圃場が出てきております。 昨年度は、本市におきましても、地域を越えて水稲を耕作している方に対しての苦情が寄せられ、福島県農業振興公社との連名により、農地中間管理機構を通じて農地を借り受けた耕作者に対し、文書により適切な管理をお願いしたところです。 農地の管理を怠った場合、雑草の繁茂による病害虫の温床となるだけでなく、ごみの不法投棄などを誘発し、近隣の農業者や住民の方々に迷惑をかけることから、今後、農業委員会と連携を図りながら、農地の利用権設定や農地中間管理機構を通じた賃貸借契約締結の際、担い手に対して、昨今の状況を踏まえた農地の適正な管理を改めてお願いするとともに、草の伸びる時期などには、広報紙や市のホームページを通して注意喚起を図るなどの対策を講じてまいります。 ○筒井孝充議長 佐川京子議員。 ◆佐川京子議員 地域の農地は、本当にその周辺の人たちとの共同作業がたくさんあります。 ですから、アメリカのように広大な土地であれば、本当にその集積というのもスムーズにいくのかもしれないですけれども、日本の農業の場合は区画も小さいですし、ですから、そういうことを本当に大規模化、大規模化というふうにばかり叫ぶのではなく、細かいところまでこれからも目を向けてくださいまして、農業の後継者たちがみんな気持ちよく農業、農作業に励むことができるように、市のほうでも御協力いただきたいというふうに思います。 次に、(2)里山の鳥獣被害対策についてお伺いをいたします。 近年、鳥獣による農作物被害がふえていて、私の家や家の近所でもトウモロコシやスイカ、メロンなどの栽培を断念する農家がふえています。 しっかり手をかけて栽培し、ようやく食べごろに実り、あした収穫しようとして翌朝畑に行くと全て見事に鳥獣に荒らされてしまっていてがっかりさせられ、意欲をなくし、翌年には栽培を諦めざるを得ないのです。そんなことになってしまっている要因は何なのでしょう。 そして、農家でも実施可能な、そして効果的な被害防除方法を周知する必要があると考えますが、その対応策をお伺いしたいというふうに思います。 ○筒井孝充議長 井上産業部長。 ◎井上賢二産業部長 かつての里山は、間伐や下草刈りなどが行われ、野生動物が生息する森林と人が住む集落や農地との間に緩衝帯となる境界が存在しておりました。 しかしながら、農業や林業の担い手が少なくなってきたため、竹やぶや雑木を伐採しない箇所がふえ、集落に近いこうした場所がイノシシなどの野生動物の格好の隠れ場所となり、また、狩猟者が減少していること、さらには、イノシシなどの個体数がふえているとの推定もあり、そうしたさまざまな要因が重なり合って農作物などの被害が増加しているものと考えられます。 対策についてでございますが、市においては、現在、有害鳥獣からの農作物被害を防ぐ方法として、電気柵などの侵入防止柵の購入費用や狩猟免許所持者である農業従事者個人に対し、箱わな設置費用の一部助成を実施し、被害防止の取り組みを支援しております。 これらの取り組みに加えまして、今後は、農家の皆さんが比較的容易にみずから取り組める有害鳥獣が嫌う薬剤を散布するなどの防除対策をわかりやすくまとめたものを作成し、市のホームページや回覧等により周知してまいります。 ○筒井孝充議長 佐川京子議員。 ◆佐川京子議員 ありがとうございます。 ぜひ農家の人たちにいろんな方策を教えてくださいまして、周知してくださると助かりますのでお願いいたします。 また、今回のこの2つの質問をさせていただきましたけれども、原因、私なりに考えるんですけれども、農業の効率化ばかりに目が行き、つまり余り手をかけずに収穫を目指す農業になってきているので、手をかけない分、里山が荒れてきて、鳥獣が人家に近づきやすくなっているのも一因かなというふうに、部長と同じようにも私も思っています。 なので、今後の進め方なんですけれども、農業政策もこれまでどおりの効率をさらに進めてスマート農業を目指していく政策、これも本当にドローンを使ったりであるとか、いろいろ文明の力を利用して、そういうふうなスマートな農業を目指しいく政策、これも大事と考えるんですけれども、それから、それらとは全く正反対の野山を愛し、循環型の農業を目指すスローな農業の政策というものとの二本立てでいくということも検討していくべきなのではないかなというふうに思ったりもしています。 市内でも、ゆう工房というのがあるんですけれども、そこの林裕子さんは、畑でそういうスローな農業を目指して取り組んでいます。こういうこともヒントになるのではないかなというふうにも思ったりしています。 これらのことについては、次回からの議会でまた議論を深めていきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。 それでは、最後に、観光行政についてお伺いいたします。 白河市にはたくさんの観光資源があり、観光客もたくさん来ていますが、残念なことに観光での収益が余り上がっていないということがかねてからの懸念されていることであり、問題であるというふうに思っています。 そこで、プロの意見を聞く機会を設けてみてはどうでしょうか。つまり、旅行会社大手10社くらい、市で招待して視察してもらい、意見を聞ければ、いろいろな気づきがあり、観光収益を上げていくことにつながるヒントを得ることができるのではないでしょうか。 そして、その際、地元の菓子店や酒屋や飲食店なども巻き込みながら、プロの目からの気づきや意見を聞いて、商品化などに生かせられないでしょうか。このような取り組みについて、当局の考えを御答弁願います。 ○筒井孝充議長 井上産業部長。 ◎井上賢二産業部長 旅行のプロから、本市の観光について的確なアドバイスを聞くことができる場としては、旅行会社との商談会やモニターツアーの開催があります。 これまで市では、県が主催する全国の旅行会社約80社が一堂に会するふくしま七転び八起き観光キャラバンや旅行業協会の会員による国内観光活性化フォーラムなどに参加し、旅行会社に対し、本市を訪れるツアー商品の企画をお願いするとともに、点在する歴史的スポットが魅力がある一方、宿泊施設や体験メニューが少ないなどの意見をいただき、観光振興策に反映してきたところです。 また、インバウンドにおいては、本市単独で台湾から複数の旅行会社を招いたモニターツアーを行い、アンケート調査を実施し、そこから得た意見を参考に、本市の強みであるゴルフに歴史や食を組み合わせた具体的な提案を行い、積極的な誘客を図っているところです。 このように、商談会やモニターツアーの開催は、外部の目線で本市の観光振興を図る上で、何を生かし、何を補うかを的確に把握できる有効な手段であり、また、飲食やお土産など観光関連の事業者を巻き込むことで、より観光客の満足を得られるツアー商品の企画につながるものと考えております。 観光ニーズを踏まえまして、本市を含むふくしま県南観光推進協議会や那須白河会津観光推進協議会など、広域的な魅力づけによる誘客が現実的であることから、今後はこうした枠組みで旅行会社の意見を聞ける機会を設けてまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 佐川京子議員。 ◆佐川京子議員 私も新幹線の駅に行ったときに、いつもあそこの売店で商品を見るんですけれども、前面に出ているのが郡山のお菓子屋の商品なんです。それで、いつか白河の商品がメジャーになって、そして、白河の商品がそういう駅の売店の前に、郡山とか業者が前ではなく、郡山の業者の商品を後ろに回すぐらいに、絶対強い白河の観光、観光物産というものをつくっていけたらなというふうに強い夢を持っております。 これからも私もその観光行政について、執行部の皆さんとともに考えていきたいというふうに思っておりますので、これからもどうかよろしくお願いいたします。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○筒井孝充議長 石名国光議員。     〔石名国光議員 登壇〕 ◆石名国光議員 政研かがやきの石名でございます。 通告に従いまして、発言席から一般質問を行いたいと思います。どうぞよろしくお願いします。(発言席へ移動) ○筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 それでは、早速、小峰城の清水門の復元について、市長の考えをお聞きをしたいというふうに思います。 4月20日にオープンした小峰城歴史館内のシアターで、CGで復元した小峰城の映像を見たとき、自分が江戸時代にタイムスリップしたような感覚を覚えました。そして、二の丸から清水門、そして前御門、本丸御殿跡まで歩いているような感覚も覚えたところであります。大変貴重な経験をしてまいりました。そのこととあわせて、改めて小峰城の雄大さとさらに荘厳さに感動を新たに覚えたところであります。 その後のガイドでは、これまで以上に小峰城に自信を持ちながら、小峰城の石垣や前御門、そして本丸御殿や三重櫓など、精いっぱい説明をしているところであります。 先般、市長の「城下の誇りを胸に」との記事で、白河のシンボルである小峰城の石垣復旧は、伝統工法により忠実に再生され、往時の姿に戻していくことが小峰城の魅力を高めることから、外堀や清水門の復元など、20年、30年の長期的視点を持って継続的に取り組みたいとの市長の考えが記載をされていました。私も同感であります。 私もツーリズムガイドとして小峰城を案内していますと、観光客や市民の皆さんから清水門復元について聞かれることが多くあります。清水門への注目度も高いと感じているところであります。 また、石垣復旧宣言で小峰城への市民の意識も高く、清水門復元に向け、市民と行政が一緒に歩き始められるよう、市民に向けて市長のメッセージを発信することに、市長の考えをお聞きをしたいというふうに思います。 ○筒井孝充議長 鈴木和夫市長。 ◎鈴木和夫市長 小峰城は、東日本大震災において、文化財としては最大規模の被害を受けましたが、ことし3月に修復工事が完了し、4月21日の小峰城さくらまつりにおいて、石垣修復完了宣言を行うことができました。 小峰城で積み重ねた石垣修復の手法は、熊本地震で被災した熊本城や昨年秋の台風で被災した香川県丸亀城の復旧の参考にされており、これらが全国紙等で取り上げられ、小峰城への来訪者の増加にもつながっております。 また、石垣修復の完了と同時に開館した小峰城歴史館では、歴代城主の業績や石垣修復の経過を紹介するとともに、シアターで上映されますCGは小峰城の往時の姿を知る上でとてもわかりやすいとの評判を得て、来館者も増加して、小峰城に対する興味や関心が高まっているところは御案内のとおりであります。 私は、市長就任以来、白河には他に誇れる資源が数多く存在し、これに光をあて、磨きをかけることが何よりも大切であると考え、歴史・伝統・文化を生かしたまちづくりを市政の大きな柱に据えてまいりましたが、小峰城はまさしくその核となる存在であります。 今後、小峰城が市のシンボルとして、さらにその魅力を向上させるには壮麗かつ威容を誇った往時の姿を再現していくことが重要であると考えております。そのためには、さらなる石垣の整備や門や櫓、堀などの復元を、長期的な視点で計画的に進めていくことが必要であると考えております。 中でも清水門は、本丸を守る威厳に満ちた櫓門であり、城郭としての風情を醸し出す上で重要であることから、その復元に優先的に取り組みたいと考えております。 しかしながら、復元に当たっては、当時の絵図面の検証あるいは門跡の発掘調査、文化庁との協議などさまざまな課題があり、その解決の見通しがついた段階で明確なメッセージを発していきたいと考えております。
    筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 ありがとうございました。 まさに、そのとおりだというふうに思うんですが、いずれにしても、努力をし、取り組みを進めることから、市長のメッセージが発信できるような体制づくりができますよう、私自身も精いっぱい一緒になってガイドをしながらやっていきたいというふうに考えています。 一日も早くメッセージの発信ができるように、お互いに努力をしてまいりたいというふうに思います。 2つ目に、小峰城の帯曲輪の活用について伺いたいというふうに思います。 これは、たしか12月のときにも聞いたと思うんですが、ちょっと変わった視点から今回はお聞きをしたいというふうに思うんです。 震災前までは、あの帯曲輪には白河バラ園があり、多くの観光客が訪れて、大変なにぎわいを、時期ですけれども、見せていました。今でも、その時期になりますと、バラが咲く時期になりますと、バラ園があると思って小峰城を訪れる観光客の皆さんが数多くいます。 そしてまた、市のほうにもバラ園はやっているのかということも聞いてくる方もいるとのことです。 そして、帯曲輪を変わった視点から見ますと、あそこは那須連峰を背景にした夕日の一大すばらしい写景のところなのです。カメラマンから言わせると、一年を通して那須連峰に沈む夕日の写景がいい、また、朝方は、特に冬の朝などは帯曲輪の東西の方向から撮る三重櫓を入れて朝日に輝く三重櫓が大変すばらしいんだという写真家の話を聞いたところであります。 そういったように、帯曲輪は活用によっては1年を通して、大変すばらしい市民の憩いの場やさらにはいろいろな場所が展開をできるというようなことだというふうに考えられます。 したがって、その帯曲輪を単に散歩コースだけではなく、いろいろな活用の仕方を考えてみてはいいんではないかということで、帯曲輪の関係についてお聞きをしたい。 1点目は、いろいろ先ほど言いましたように考えられますが、今時点で帯曲輪の活用策にはどのようなことを考えているのか、まずお聞きをしたいというふうに思います。1点目じゃないですけれども、お聞きをします。 ○筒井孝充議長 鈴木建設部長。 ◎鈴木由起彦建設部長 帯曲輪には、昭和35年に白河バラ園が開設され、およそ50年にわたって多くの人々に親しまれてまいりましたが、東日本大震災により閉園することになりました。 帯曲輪は、本丸の西側から北側にかけて帯状に配置され、北側からの脅威に対して本丸を守る役割を果たしてまいりました。現在も総延長約230メートルにわたる石垣が現存し、その壮大な姿は、本丸が手厚く守られてきたことを今に伝えております。 また、小峰城で最古となる江戸時代初期の石垣から、その時々に修復されたさまざまな石垣の姿を見ることができます。 小峰城さくらまつりの際に開催した石垣見学会では、600人を超える来場者があり、本丸の石垣を一望でき、石垣のスケールに感動した、立派な石垣をいつでも見られるようにしてほしいなどの声が寄せられました。 今後は、帯曲輪が担った役割である本丸への手厚い防御の姿やさまざまな表面意匠を持つ壮大かつ美しい石垣を間近で堪能できるよう、園路舗装や張り芝、防護柵の整備を行い、小峰城の魅力をさらに知っていただく場として活用してまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 そういうことだということで、わかりました。要は、園路をつくって、石垣を見て、それぞれ石垣の帯曲輪の目的といいますか、そういうものを知ってもらうように活用したいんだということだというふうに思うんです。 ここで一つ、園路をして、今の北面、南面にはいろいろ昔積んだ人が、自分の仕事をやったよということで名前を残したり、さらには紋を入れたり、クロスを書いたりという石垣もあることも事実なんです。 そういったいろいろな工法の積み方や帯曲輪は、搦手門から入って、あそこに攻め込んだ敵を追い込んで上から攻撃をするという目的を持った廓でありますから、当然、いろいろな活用の方法は考えられると思うんです。 私は一つ、小峰城全体を見て、ちょっと耳ざわりになるかもしれませんが、観光客の多くの皆さんから、いや、白河市は大変財政が豊かでいいですねと言われるんです。これだけのものを見せて、これだけいろいろ設備をして、有料ではないんだと、お金を取らないんだということをよく言われるんです。 いやいや、これはそういった施設ですからと言うと、どこに行ってもいろいろ例えば、三重櫓に登っても入場料を取ったり、さらに門から入ると入場料を取ったりというところが多いんだよと、こんなふうに言われています。 そこで一つ考えなんですが、帯曲輪を活用して、全体的に小峰城が大きく活用方が広がる、そういった意味では、そこで少しさっきの清水門の建設に向けての取り組みにもなるとは思うんですが、いわゆるカンパ箱を置いたり、そういったことをしながら白河の小峰城を楽しんでいただく、今、三重櫓にもカンパ箱が置いてあるんですが、そういった意味でそういうところに置いて、広く市民の皆さんや観光客の皆さんに目的意識を持って建設に協力を願うような取り組みをするために、例えば、遊歩道を歩いて石垣を見て、夕方は夕日を見て、朝早く来る人は三重櫓の朝焼けを見て、そういったものを売りに出して、少しカンパ箱などを置いて、今から10年、20年かかるかわかりませんが、そういった長い取り組みなどについて考えてみてはどうかと。 ただし、カンパ箱を置くためには、それだけの投資も必要だというふうに思うんです。だからそういった意味では、花壇をつくって何かを植えたりとか、そういうところまでしながら、多くの観光客の皆さんを呼べるような取り組みについて、何か部長として考えていればお聞かせ願いたいと思います。 ○筒井孝充議長 鈴木建設部長。 ◎鈴木由起彦建設部長 ただいま答弁したとおり、帯曲輪につきましては、園路等の整備を行って、来場者にわかりやすく、また、理解できるような工夫をしていく必要があると考えております。 そういった中で、今、議員のほうからありましたように、さらにその活用が図られるよう、また、来場者が来て、楽しくその時間を過ごしていただけるような取り組みを、今後、観光部局等との関係部署との連携も図りながら検討してまいりたいというふうに考えます。 ○筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 それは先の長い話ですから、できてからでも議論するのは遅くないというふうに思います。 そういった意味で、本当に皆さんから説明をして喜ばれるお城ですから、もっともっとそういったことも考えながら広げていってはどうかということを、そして、ぜひ考えてほしいということを申し上げて、次に移りたいというふうに思います。 3番として、介護予防関連についてお聞きをします。 (1)として、施設入居希望者の関係についてお伺いしますが、一つは、特別養護老人ホーム入所待機者数を、要介護別にちょっとお聞きをしたいというふうに思います。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 平成30年10月1日現在、本市における特別養護老人ホーム入所待機者数は222名となっており、要介護度別では、要介護3が125名、要介護4が52名、要介護5が45名となっております。 ○筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 それで、125名の3以上の方がいますね。特に、4とか5の方の話などを聞きますと、口で言うのも大変だというぐらい、本当に老老介護でつらい思いをしているという人たちもいるんです。 そういった意味で、この入れる、基準といいますか、そういった3とか5とか、いろいろ種別があるんですが、特に、老老介護で要介護5などという人についての対応については特に何か考えているのかどうかお聞きをしたいと思います。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 待機状況になっている要介護5、そもそも特別養護老人ホームにつきましては、待機となっている各施設において入所判定を行います。介護度の重い方は申し込み時期が遅くても優先度が高くなるということ。 それとあわせまして、今、議員おっしゃいましたように、老老介護であったり、介護環境によっては優先度が高くなるということがございますので、そちらについては、施設側のほうで優先順位を決めて入所を早めていただくというふうになっていると考えております。 また、待機の状況の中で、各ショートステイであったり、特別養護老人ホームの空床を使って、空いたベッド、そちらを使うショートステイなんかも使っているということもございますし、全ての方が介護を使わないでということはありませんので、その組み合わせの中でより負担にならないような介護状況で待機を過ごしていただきたいとは考えております。 ○筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 今の回答、わからないわけではないです。既に、そういった私の知っている方もそういった組み合わせで、なるべくショートステイに多く出せるように、いろいろ相談しながら対応はしているんですね。しかし、そうは言っても、ただ単にいないときはいいけれどもと、これもどこまでいっても切りがないんですが、しかし、老老介護となりますと、やはり疲れるということは事実のことでありますから、いろいろな介護を組み合わせをしているということを承知の上で、ぜひこの辺についても何とか希望がかなえられる取り組みをしていただければ幸いかなというふうに思います。 2つ目は、今度はまるっきり逆になりますが、高齢者の元気の問題なんです。いわゆる今、高齢者の体力測定やリハビリの職員が行う、白河では、らく楽健康体操教室というそうなんですが、についてひとつどのようなものか伺いたいというふうに思います。 ○筒井孝充議長 石名議員、介護予防関連の施設入居の②はどうでしょうか。第7期介護保険事業計画。 ◆石名国光議員 ごめんなさい、ついうっかり忘れて。 すみません、思い出して言います。第7期介護計画で、いわゆる増床計画がありました。今回の質問は、その増床計画で本当に市民のニーズに応えられるのかと、さっきの話なんですが、それと絡むので回答お願いします。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 厚生労働省が実施しました特別養護老人ホームにおける待機者の実態に関する研究・調査によれば、施設側から見て、真に入所が必要な人、先ほどの入所判定の問題もございますけれども、待機者の1割強であるとの結果とともに、待機者の中には、将来への不安からとりあえず申し込むという方が4割強いらっしゃるという報告がなされております。 また、施設の聞き取りにおいても、入所可能となっても在宅介護を継続を希望する方がいる状況などがあるという報告を受けておりまして、その辺を勘案しまして、今期計画、これは前期計画からの継続ではございますが、29床の白河市民が優先的に入れる地域密着型の特別養護老人ホームの整備を盛り込んだものでございます。 なお、介護ニーズにつきましては、団塊の世代が75歳以上となる2025年以降に急激に高まると言われておりますことから、次期計画においては、将来の介護ニーズに対応できる施設整備についても検討を深めてまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 いずれにしましても、これもどこまでいっても結論が出ないというふうに思いますが、いわゆるそういう割当たっても、そういう方もいると思うんです。しかし、早く入れたいという高齢者の皆さんもいるということだけはお願いをしたいというふうに思います。 それとまるっきり反対なんですが、要は私も高齢者の一人だというふうに、70歳以上ですから一人だと思うんです。2025年になりますと、もっともっと介護が必要になってくる人が出てくるだろうというのは、今の部長の答弁でもわかりました。 しかし、そうならないためにどうするかということが、これからの目的だろうというふうに思うんです。5年でも6年でも健康で元気で自分のことは自分でやる、やれるという高齢者をどうやってつくっていくかということが私は求められてくるんではないかなというふうに思っているんです。 それは、一つは、今、体力測定やリハビリ職員が行うらく楽健康体操教室などやいろいろな教室が白河でも開かれています。特に、多くの人が気楽に通ってやる教室もありますし、このリハビリの職員が担当すると、ちょっときついかもしれませんが、自分の体に自信を持てるという高齢者もいます。 そういった意味で、このらく楽健康体操教室についてどのように行うのか、ひとつ伺っておきたいというふうに思います。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 まず、らく楽体操の前に、介護予防教室について述べさせていただきますと、介護予防教室は、高齢者が可能な限り自立した日常生活を送り、健康寿命の延伸を目標とした事業の一つでございます。 具体的には、特定健診や高齢者健診の結果から、生活習慣を見直すための保健指導や栄養指導を行う健診結果説明会、血圧測定や体脂肪測定に基づく健康相談と筋力低下予防体操を組み合わせたいきいき健康チャレンジ相談会、地区集会所などで保健師や音楽指導士、地域包括支援センター職員による介護予防に関する講話や実技を行う元気アップ講座などを開催しております。 なお、参加状況を申し上げますと、平成28年度は3174人、29年度4278人、30年度4986人と年々参加者がふえている状況にございます。 次に、高齢者ができる限り要介護状態に陥ることなく、健康で生き生きとした生活を送るためには、定期的に、今、議員おっしゃったように、継続的に運動を行うとともにコミュニケーションを交わすことが重要であると言われております。 そのため、市では、徳島大学の荒木秀夫名誉教授の協力を得て、既に市内幼稚園や小中学校で行われているコオーディネーショントレーニングを活用し、高齢者向けの健康維持と脳の活性化につながるらく楽健康体操の取り組みに着手したところでございます。 今後、リハビリの専門職である理学療法士にも協力を得ながら、運動プログラムを編集、収録し、DVD化した上で、モデル事業として体操を目的とした通いの場を市内に3カ所程度設け、週1回以上、DVDを見ながら30分程度の体操を行い、理学療法士による機能評価と個々の身体の状態に合わせた指導を行っていくこととしております。 また、理学療法士の指導はありませんが、高齢者サロンや町内会、または家庭などで簡単に行える5分程度の体操プログラムもあわせて作成し、それぞれの活動の中で活用していただくことを期待しております。 らく楽健康体操を通じ、体操が日々の生活の中に取り入れられ習慣化されることにより、高齢者の心身機能の向上を図り、健康長寿へとつなげてまいりたいと考えております。 また、本事業は、目的を明確にした活動を望む男性にも受け入れられるものと考えており、高齢者サロンの活動には消極である男性の参加についても期待しているところでございます。 ○筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 本当に体を動かす、体操をする、一人でできるのは何かある、こういったところに集まって話をしたり、体操をしたりということが、その高齢者をリフレッシュをして、活動のあるような形にということでありますから、当面、3カ所ということだそうですが、ぜひ将来は少し広げていただいて、近くでその居住者の近くで開けるような体制とシステムをつくっていただければなというふうに思います。 今、高齢者の特に男性の皆さんは、場所に集まるというのが余り好きじゃないんですね。そのサロンでもそうですが、そういった意味では、こういう健康教室、体操教室ということになれば、少し変わって出かけていってくれるような、先輩の皆さんが出てくればいいなというふうに思っていますから、ぜひ広く発信をして、多くの人を集められるようにお願いをしたいというふうに思います。 次に、4番目に入ります。 教育関係についてであります。いじめ対策についてお聞きをします。 特に、SNSの関係についてお聞きをしますが、つい最近、中学校の父兄の皆さんに、このようなチラシが配られました。これには、被害事例、いわゆるSNSによる被害事例とそれから被害者じゃなくて加害者になった事例が6つほど載っているんです。 非常に私もこれ注目しまして、いじめというと学校でやっているものだけかなというふうに思ったんですが、学校でやっているものも含めて、このSNSの関係のを含めて実態についてお聞きをする。 特に、私が気になっているのは、いわゆる非行事例の6ケースの中なのです。それは、ここに書いてあるんですが、犯罪に該当する、みんな該当するという6項目になっています。 特に、そこの中で、サイトとして非常に問題になっているのが、ツイッター695人、ひま部というんです、もう一つは、6種類あるんですが、その一つが181人。平成29年度で全国被害児童数は1813人もいるんです。 それから、児童ポルノ児童売春などの被害を受けた方のケースとして、6つ事例が載っていますが、平成29年度の全国被害者児童数は515人というふうになっています。 この報告をされるのを見て、SNSでの被害者になったり、加害者になったりということは、ぜひとめなければいけないということで、今回、急遽発言をさせてもらいました。 そこでお聞きをします。小中学校のSNSも含めたいじめの実態について伺いたいというふうに思います。 ○筒井孝充議長 芳賀教育長。 ◎芳賀祐司教育長 平成30年度、各学校から報告されたいじめの件数は、小学校で71件、中学校では31件、合計102件でした。 けんかやふざけ合いであっても、被害生に着目していじめとして捉え、早期に対応しているため、件数は増加している状況にあります。 いじめの内容は、小学校では冷やかしやからかい、悪口や陰口などが最も多くて、2番目に軽くぶつかられ、遊ぶふりをしてたたかれたりする。次いで、第3位ですが、3番目ですが、仲間外れ、集団による無視の順となっております。 中学校でも、1番目、2番目の内容は同じですが、3番目にSNSによる誹謗中傷によるいじめが5件ありました。これはいずれもLINEによる仲間外れとか、そういうものでございます。 何気ない仕草や表情、言動の変化に注意するとともに、いじめについてのアンケートを実施しておりますので、その活用により初期の段階のいじめに対応しているため、93.1%、本市ではいじめが解消しております。 全国平均は85.8%、本県の平均が91.4%を上回り、各校において取り組みが効果を上げております。解消していないものについても、全ての案件について改善が見られ、解消に向けた取り組みを継続しております。 ○筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 そういった取り組みで、あとからまた伺いますが、(2)のいじめの加害者をつくらない対策について、ひとつお聞きをしたいというふうに思います。 ○筒井孝充議長 芳賀教育長。 ◎芳賀祐司教育長 市内の小中学校におけるいじめ防止の対策は、子供のいじめ防止条例の規定に基づき策定した、いじめ防止基本方針により取り組んでおります。 具体的には、児童会や生徒会を中心として、児童生徒がいじめ防止について話し合う活動や中学生がいじめについての考えを深める中学生フォーラムを実施し、いじめをなくそうとする意識を高めています。 さらに、匿名性が高く、大人の目に触れにくいSNS等のいじめが増加することが危惧されるため、インターネット上のいじめ防止を狙いとした、情報モラルについての指導は全ての小中学校で実施しております。 また、道徳の授業では、誰に対しても思いやりの心を持ち、公正公平な態度で接することができるよう指導しております。 特に、昨年度実施した白河戊辰150周年事業を通して学んだ「仁」の心については、道徳の授業でも関連させた指導を行い、互いを慈しみ、相手を思いやる心を育んでおります。 さらに、授業参観日や懇談会では、いじめ防止について保護者と話し合う場を設定するなど、保護者と学校の連携を強化しております。 今後も、小さないじめも見逃さないようにするとともに、いじめは決して許されないこと、深刻化すれば人の命を奪うことになる行為であることを継続して指導し、児童生徒がいじめの加害者とならないように組織的に取り組んでまいります。 先ほど、インターネット上のいじめ防止に関しましては、やはりインターネット上につながることによっていろんな犯罪に巻き込まれる、そういう危険性があるということも保護者向けにも話をしたり、子供にも十分指導して、家庭でもフィルタリングをしてもらったりとか、そういうふうなことも指導しております。 ○筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 いじめは普通の、普通のという言い方じゃありませんが、SNSもさらには普通のいじめも変わらないんですね。要はちょっとした出来心、また、ちょっとした悪口等々、日常ふだんから気をつけていれば、子供たちの中では意外と知れ渡っているということは私も孫もいますからわかります。 そういった意味で、教育委員会として、また、学校の先生方も大変でしょうが、やはり子供たちのちょっとした変化といいますか、そういったものを見たりしてやってほしいなというふうに思うんです。 それから、このネット上の関係については、非常にわかりにくいですよね。しかし、現実的に加害を受けた人たちは、それぞれ自分のポルノを送信したりをしちゃっているんですね。 そういった意味では、親が見ないから悪いんだということではなくて、そういったところについては、きちんと教育の一環、道徳の一環でも、それはもう犯罪行為だということをきちっと言って、また、被害になっても犯罪の被害者だよと、それから加害すれば、加害者になれば犯罪行為だということをきちっと教えるべきだというふうに私は思っているんですが、その辺についてはどうでしょうか。 ○筒井孝充議長 芳賀教育長。 ◎芳賀祐司教育長 やはりこれからの直接子供同士が話を、かかわりの中でのいじめは意外とみつかりやすく、しかもその場で指導しやすいものかなというふうに思っております。 ただ、このようにSNS等になれば、当然なかなかわかりづらいところがあります。これについては、もうやはり子供たちは、このこういう社会に生きていくわけなんですので、これのきちんとした正しい使い方、それから被害を受けないような使い方、それから万が一にこういうことをすれば、それが犯罪に結びついてしまうということは、きちんとやはり指導すべきかなというふうに思っております。 特に、やはりもう中学校でよりも、小学校の段階からきちんと指導していくことが今、大事なのかなというふうに思っているところです。 ○筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 ぜひそのようにお願いをしておきたいというふうに思うんです。 あってはならないというふうに思っていますから、いわゆるそういう被害者も加害者も出さないという白河の教育委員会のあり方について、お願いをしたいというふうに思います。 (2)で、いわゆる小学校でふえた英語の時間、これは大変な時間を確保をしているわけですが、そういった意味での、その対策についてお聞きをします。 令和元年までは、小学校3、4年生で15時間、そして5、6年生で50時間。令和2年からは、3、4年生で35時間、5、6年生で70時間も時間をとらなければならないというふうに聞いています。 この時間、ふえた時間、英語の時間を確保するための対策について、どのようにやろうとしているのか、やっているのか、お聞きをします。 ○筒井孝充議長 芳賀教育長。 ◎芳賀祐司教育長 外国語の授業がふえることにより、今まで以上に6校時の授業の日が増加し、子供たちが集中力を持続することができない、それから教員が子供たちとじっくり向き合う時間や翌日の授業の準備をする時間が確保できないなどが懸念されております。 このようなことから、児童生徒が充実した学校生活を送ることができるよう、学校管理規則を改正し、今年度より小中学校の夏季休業日を5日、それから冬季休業日を1日、合計6日縮減し、授業時数を確保しているところであります。 引き続き、学校行事等の時数を見直し、授業時数の増加に対応した教育課程のあり方について検討を続け、各学校において充実した教育活動が展開できるようにしてまいります。 ○筒井孝充議長 石名国光議員。 ◆石名国光議員 これはふやすなと言っても無理なんでしょうから、特に父兄の皆さんから言われるのは、冬季間のいわゆる6時間授業をやると、ちょっと遠いところから通っている子供は真っ暗になってしまうという親の心配もあるんです。 じゃ、夏休み減らせばいいかというと、簡単に言えば喜ぶ人が多いです、父兄は。それだからいいとは言いませんが、そういった意味で、いわゆる大変な苦労をする時間になりますし、そういった子供を事故から守るという立場でのこういった対策については、わからないわけではないんで、いわゆる十二分に父兄とも相談をしたり、徹底をしたりしていただければ幸いだというふうに思います。 また、子供がそれだけ大変授業時間が多くなって、大変だと思うんですが、それらを教える先生方の苦労も大変だと思うんです。だから、そういった意味では十二分に子供たちとのコミュニケーションもとって、よく英語時間がなぜふえるのかということについて、正直言って私の孫などはまだ理解してないんですね、何でふえるんだかわかんないなんて言っているんですから。 ぜひ子供たちにもそういった趣旨を理解をしてもらって、父兄にもしてもらって、この英語の時間の確保について努力していただければ幸いかなというふうに思って、私の発言を終わります。ありがとうございました。 ○筒井孝充議長 この際、10分間休憩します。     午後2時12分休憩---------------------------------------     午後2時24分開議 ○筒井孝充議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 佐藤正則議員。     〔佐藤正則議員 登壇〕 ◆佐藤正則議員 日本共産党白河市議団の佐藤正則です。 発言席より一般質問を行います。(発言席へ移動) ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 1番目に、オスプレイの飛来について通告をいたしました。市の状況掌握と今後の対応についてお尋ねをいたします。 アメリカ軍、横田基地、東京都のCV22オスプレイ2機が、訓練地域とは異なる場所で低空飛行や旋回を繰り返す姿が、5月14日、泉崎村や市内東地域などで目撃されました。 泉崎村で目撃された方の話では、午後4時26分ころにオスプレイ2機が飛んできた。低空を物すごい音を出しながら東の方向に飛んで行った。異様な光景だったと証言していました。 市内東地域で目撃された方の話では、夕方5時前ごろだったが、オスプレイ2機が泉崎村方面から飛行してきた。ゴオーという地鳴りのような轟音を響かせながら、東地域の野出島上空を機体がはっきり見えるほどの低空で3回旋回し、石川方面へ飛び去った。何のために飛んできたのかわからないが、大変な恐怖を感じた。その後、近所の人も集まり、今までに見たこともない機体や爆音に不気味さと恐怖を感じたと大騒ぎになった。どこからも何の連絡もないのに好き放題に頭の上を飛び回り、怒りを覚えると話しておりました。 この地域には小学校などの公共施設もあり、その上空を低空で旋回を繰り返すのは極めて異常で重大な問題なのではないでしょうか。 平田村で目撃された方の話では、午後5時過ぎに雲の合間から見えた。とても不気味だったと話し、これまでも何度か目撃していたので、村役場に問い合わせを行った。福島県から役場に5月9日の飛行情報は入ったが、今回の連絡は来ていないと返事があり、勝手に飛ぶなと怒りを込めて語っております。 発表されている、このオスプレイの飛ぶグリーンルート、青森、岩手、宮城、福島県上空の中には、県南地方では、田村市、小野町、平田村、古殿町、鮫川村、塙町が含まれていますが、泉崎村も白河市も含まれてはおりません。訓練区域外での無法な飛行であり、完全な迷い走行であると思われます。 これらの連絡を受けて、日本共産党白河市議団では、日本共産党県南地区委員会及び白河市委員会とともに、5月20日、市長宛てにオスプレイ飛行中止を求める緊急申し入れを行い、副市長が対応いたしました。 御存じのように、オスプレイは高い確率で事故が発生する上、危険な飛行を繰り返し騒音や低周波音などで住民被害も相次いでおります。横田基地配備のオスプレイは、確認されただけでも18回も機関銃の銃口を出して飛行をしていたことも明らかになっており、住民の生命にかかわるゆゆしき事態にもなっています。 先日、市に申し入れを行った際の答弁では、県に対し、情報提供を求めるとのことでしたので、何点かお尋ねをいたします。 質問の1つ目として、オスプレイの飛来状況について、市ではどのように掌握しているのかについて答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 川瀬市民生活部長。 ◎川瀬忠男市民生活部長 オスプレイの飛行については、防衛省東北防衛局から福島県危機管理課を通して、福島県上空を通過する可能性があるとの情報提供がありますが、飛行ルートなどの詳細情報がないため、具体的な内容などは把握できない状況です。 また、このたびの東地域の目撃情報については、本庁や東庁舎への問い合わせはございませんでした。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 先ほど申し上げましたように、複数の方から目撃したとの話を聞いております。 市に対し、市民から連絡がないのでわかんないというのは、いかがなものかと言わざるを得ません。また、目撃した市民から、本庁舎や東庁舎に問い合わせがないのは、目撃した方がどのように対応すればよいのかわからないため、連絡が入らなかったものとも考えます。 例えば、国から連絡が来て対応するJアラートは、はるか高度の上空をミサイルが飛び去るだけなのに、丈夫な建物に入れとか何もないときは低い姿勢をとれとサイレンやアラートを鳴らしますが、オスプレイを目撃した人は市に報告してください、オスプレイは危険なので安全な場所に避難してくださいなどという指示は、国から一切出されていませんので、目撃した人も、音が大きい、異様な光景、不気味だ、恐怖を感じたと思っても、後味の悪いままになっているものと考えます。 オスプレイの方がはるかに低い位置を轟音で飛ぶわけですから、落下してきたら大変なので、速やかな安全避難を呼びかける必要があると、まずは申し上げておきます。 質問の2つ目に、この件についても、市の考えについて答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 川瀬市民生活部長。 ◎川瀬忠男市民生活部長 先ほど、議員がおっしゃいましたとおり、福島県上空の飛行ルートにつきましては、太平洋側を飛行するグリーンルートと日本海側を飛行するブルールートとなっておりますが、白河市はそのルートに含まれていないと認識しております。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 質問の3つ目に、市として、今後の対応について答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 川瀬市民生活部長。 ◎川瀬忠男市民生活部長 東地域上空において低空飛行が目撃されたということから、まずは福島県に飛行状況の詳細などの情報提供を求めたいと考えております。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 ただいまの答弁でも、防衛省東北防衛局から福島県危機管理課を通して、福島県上空を通過する可能性があるとの情報提供ありますが、飛行ルートなどの詳細情報がないため、具体的な内容などは把握できないということでしたが、防衛省東北防衛局から福島県危機管理課を通して、福島県上空を通過する可能性があるとの情報提供ありますというのであれば、横田飛行場にオスプレイが配備されてから、ことし5月までに、横田基地と三沢基地を延べ何機が何往復しているのかについて、2018年10月から2019年5月の飛行実績について、県の危機管理課の資料などから、もし市で掌握されていましたら、数について答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 川瀬市民生活部長。 ◎川瀬忠男市民生活部長 すみません、今、資料等がないので、数字等は把握しておりません。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 この部分はちょっと聞き取りの際も通告はしていませんでしたので、やむを得ません。 うちの日本共産党福島県議団が、東北防衛局から県の危機管理課宛ての資料をもとにまとめた数字をこちらから紹介しますと、8カ月間で延べ24日、40機、23往復となっています。 昨年10月は2日、2往復、3機。11月が3日、3往復、5機。12月が1日、1往復、2機。1月は4日、4往復、6機。2月は実績なしとなっていますが、今、述べた数字はあくまでも目で見て確認のできたものを集計しています。そのため、夜間訓練飛行などで確認できないものは含まれておりません。 3月が1日、1往復、2機と、ここまではそんなに多くないのですが、2カ月前、4月だけは10日、9往復と半分で17機と、それまでの5カ月に相当する飛行が行われています。 5月は、14日までで3日、2往復半、5機となっています。 そして、もう一つの問題は、東北防衛局から県への情報提供の時刻ですが、一番早いときで午後2時17分、遅いときが夜7時19分、24日間の中で5時以降の連絡が15日です。 そのため、ある自治体では、住民からオスプレイ飛行の問い合わせがあった際に、自治体の担当者は、県の危機管理課からメールが来ていました。「今日の大きな騒音はそのせいだったんですね」、と言われたという話も出ています。 このことを受けて、質問の4つ目として、住民の財産と安全を守るという自治体の考えに即して、低空飛行訓練の中止を求めるとともに、住宅地、公共施設、学校の上空を飛行しないよう、国や県に申し入れを行うべきであると考えますが、市の考えについて答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 川瀬市民生活部長。 ◎川瀬忠男市民生活部長 市民の安全・安心の確保の立場から、全国知事会が国に対して飛行訓練等の具体的内容を明らかにするよう要望しているため、本市においても、国や県の動向を注視してまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 全国知事会等が国に対して飛行訓練等の具体的内容を明らかにするよう要望しているため、本市においても、国や県の動向を注視していくとの内容ですので、そのことに関して、1点だけ再質問を行いますが、全国知事会等が国に対して飛行訓練などの具体的内容を明らかにするよう要望しているとのことですが、何年前から要望していて、そのことに対して国からどのような返答があったのかについて、もし市で掌握していれば答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 川瀬市民生活部長。 ◎川瀬忠男市民生活部長 申しわけありません、何年前から要望していたかについては承知しておりませんが、国からはそれについての回答はないというふうに記憶しています。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 先ほど申し上げましたが、5月20日に市に対して、緊急申し入れを行うとともに、5月30日、県に対しても、オスプレイ飛行中止を求める緊急申し入れを日本共産党福島県議団及び日本共産党県南地区議員団で行い、白河市議団の2名も同席をいたしました。県からは、角田危機管理課長を含め4名が対応されました。 その中で、平成25年から全国知事会等として要望を行っているとだけ回答がありました。同席者からは、5年以上経過してもいるのに何も変わってないじゃないかと、国は全然この件を本気で考えていないのではないのか、県としてももっと怒るべきでないのかとの意見が出されましたが、県からの回答は、福島県だけの問題でないため、全国知事会等として国に要望を行っているとだけの回答でした。 市としても、それ以上のことを掌握していないのはやむを得ないものと考えます。とはいえ、県との申し入れの際も意見が出されたのが、オスプレイの飛行を事前に東北防衛局で掌握しているのではなく、横田を出発して三沢に向かったという連絡が、当日の夕方に県に伝わることが問題であって、せめて3日前には、国から県に情報伝達を行うべきである。それを全国知事会として、国に申し入れてほしいというふうに申し添えました。 県との話の中で、ここが重要だと感じたのは、東北防衛局も自治体や県を通して、飛行の目撃情報や住民からの問い合わせ情報が寄せられれば国に確認することができる、言いかえるならば、住民からの目撃情報や意見を市として県の危機管理課により多く伝えてもらえれば、それが東北防衛局に集まってくれば、国に意見を発信できる。 白河市としても、今後アンテナを高くして住民からの目撃情報を掌握して、県の危機管理課に問い合わせていただくように要望いたします。 次の質問に移ります。 2番目に、就学援助について通告をいたしました。就学援助の単価引き上げに関してお尋ねをいたします。 質問の1つ目としまして、ことし、2019年度の国の予算に入学準備金などの単価引き上げが含まれていますが、この単価引き上げについて、市での掌握状況はどうか、引き上げの中身の説明をあわせて答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 芳賀教育長。 ◎芳賀祐司教育長 国の令和元年度、要保護児童生徒援助費補助金の予算単価のうち、本市に該当する補助対象費目では、学用品費が小学校1万1520円、中学校2万2510円、通学用品費が小中学校とも2250円、校外活動費は宿泊を伴わないものが小学校1580円、中学校2290円、宿泊を伴うものが小学校3650円、中学校6150円、体育実技用具費が、中学校の柔道で7570円、剣道で5万2380円、新入学児童生徒学用品費等が小学校5万600円、中学校5万7400円、修学旅行費が小学校2万1670円、中学校6万300円、通学費が小学校3万9620円、中学校8万70円、クラブ活動費が小学校2730円、中学校2万9850円、生徒会費が小学校4610円、中学校5500円、PTA会費が小学校3410円、中学校4220円となっており、いずれも単価が引き上げられております。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 アルバム代等の補助が新規に対象化されていると思いますが、その辺はどうでしょうか。 ○筒井孝充議長 芳賀教育長。 ◎芳賀祐司教育長 これまでの対象費目に加え、新たに卒業アルバム等が加わり、予算単価は、小学校で1万890円、中学校で8710円となっております。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 制服代やランドセル代などの支援及び修学旅行費の引き上げ、大変よい内容なので、すぐにでも実施していただきたいと考えますが、そこで質問の2つ目は、市として、この単価の引き上げに向けた討議内容及び方向性について答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 芳賀教育長。 ◎芳賀祐司教育長 本市における就学援助費の支給額は、国の要保護児童生徒援助費の補助金に準じて決定しておりますので、令和元年度の国の予算額に係る正式な通知が届き次第、就学援助条例施行規則の改正を行うとともに、予算については、執行状況を見ながら、不足が生じる場合には、補正予算で対応してまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 アルバム代関係のほうはどうなっていますか。 ○筒井孝充議長 芳賀教育長。 ◎芳賀祐司教育長 卒業アルバムにつきましては、市の対応につきましては、県内各市の対応状況や現在、本市が独自に小中学校の卒業生全員に対する卒業生報償を行っておりますので、それらを勘案しながら検討してまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 不足発生の折には、ぜひ補正予算での対応、要望を申し上げまして、次の質問に移ります。 3番目は、生活保護世帯、非課税高齢者世帯へのエアコン設置費の補助について通告をいたしました。 先月5月にもかかわらず、連日30度以上の高温で熱中症の危険報道が連日流されていました。 昨年、生活保護世帯、非課税高齢者世帯へのエアコン設置費の補助についてお尋ねしましたが、これから本格的に暑くなる時期を迎えるため、再度、この件についてお尋ねいたします。 質問の1つ目としまして、市の考えはどうかについて答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 生活保護世帯に対しては、昨年4月1日以降、新たに保護認定を受けた方に加え、高齢者や障がい者、難病患者など、特に配慮が必要な方のいる世帯など、真にやむを得ない場合に限り補助できるとされた国の通知に基づき対応しているところです。 次に、非課税高齢者世帯に対しましては、高齢者の健康被害を予防することの重要性に鑑み、高齢者のお宅を直接訪問する、あったか訪問や電話による安否確認を行うお元気コールなどを通じ、クールシェアの活用など、具体的な熱中症予防に向けた注意、呼びかけを直接行うとともに、市のホームページや保健センターだよりによる注意喚起を継続して行ってまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 質問の2つ目は、昨年の答弁で、非課税高齢者世帯へのエアコン設置費の補助について、今後の気象状況や他市町村の動向なども注視しながら検討を加えていく旨の答弁がありました。 そこでお尋ねします。討議、検討を行った状況について、現在の市の考えはどうなのかについて答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 鈴木保健福祉部長。 ◎鈴木正保健福祉部長 県内では、昨年から実施しております相馬市に加え、今年度から新たに喜多方市が実施しております。全国的に申しますと、東京都荒川区や大分県佐伯市が取り組んでおります。 高齢者は、高温の変化を感覚的に認識しにくいとされている中で、近年の気象状況は、熱中症などの健康被害を発症する可能性は多分にあると考えられることから、先進事例も参考に、さらに検討を加えてまいりたいと考えております。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 昨年も申し上げましたが、他の自治体の動向を見守るだけでなく、市独自の事業として、例えば、すくすく赤ちゃん事業の拡大や在宅介護者への紙おむつ用ごみ袋支給という、市ではいろいろなアイデアを持った事業を展開しております。ぜひ前向きに検討していただいて、非課税高齢者世帯へのエアコン設置費の補助に結びつく事業を行っていただくように強く要望いたしまして、次の質問に移ります。 4番目は、上程議案第92号令和元年度白河市一般会計補正予算(第1号)について通告をいたしました。 その中の公園施設長寿命化対策事業について、2点お尋ねをいたします。 事業の内容の説明では、都市公園遊具の安全・安心を確保し、修繕、更新、撤去を計画的に行うため、平成28年度に策定した長寿命化計画に基づき、遊具を更新するものとの説明がありました。 施設は、大信総合運動公園、予算規模は2900万円とのことですが、私の長男が中学生の時に学年行事で地域の老人会の方々の協力を得てグランドゴルフの対抗戦を行ったことがありました。それと同時に、グラウンドは広かったと記憶していますが、遊具はどんなものがあったのか記憶には残っていません。 そこで、質問の1つ目として、もう少しこの事業についての詳細な答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 鈴木建設部長。 ◎鈴木由起彦建設部長 公園施設長寿命化対策事業とは、都市公園に設置してあります遊具について、計画的な更新と修繕に取り組み、延命化を図ることを目的とした事業であります。 本市では、遊具のある13公園を対象に長寿命化計画を策定し、このうち老朽化により機能が低下した遊具のある8公園について、平成29年度から計画的に遊具の更新を実施しております。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。
    ◆佐藤正則議員 質問の2つ目は、予算額2900万円とのことですが、具体的な中身についての説明、どのような遊具をどのくらい更新する予定なのかについて答弁を求めます。 ○筒井孝充議長 鈴木建設部長。 ◎鈴木由起彦建設部長 大信総合運動公園の遊具広場には、現在、ブランコ、回転ジャングルジム、すべり台、アスレチック遊具などがありますが、部材の破損、磨耗など経年劣化により機能の低下が見られていることから、これらを全て撤去いたします。 その上で、安全で楽しい遊び場を確保するため、子供に人気のあるブランコやすべり台とジャングルジムなどを組み合わせた複合遊具を設置することとしております。 ○筒井孝充議長 佐藤正則議員。 ◆佐藤正則議員 幼児や児童生徒が安全に楽しく遊べる道具は必要であると理解しますし、そのための予算ということで理解をいたしました。 とはいえ、最近では、老人会の方々のほうが公園をよく利用されているようにも思います。今回は資料が不十分なためお尋ねしませんが、公園の利用料などについて、もっと高齢者が利用しやすい料金体系を目指して、今後とも取り組んでいくことを申し上げまして、以上で私の質問を終了いたします。--------------------------------------- ○筒井孝充議長 以上で本日の日程は全て終了しました。 明日は定刻から会議を開き、一般質問並びに上程議案に対する質疑を行います。 本日はこれにて散会します。     午後2時50分散会---------------------------------------...